過去ログ - 古賀「冥加ちゃん!! 殺人事件だよ!!」冥加「おちついてください、いたみさん」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2012/02/27(月) 09:58:23.49 ID:HLAfi35AO
【古賀いたみ】

冥加ちゃんと一緒に生きはじめて早五年。

彼女は探偵事務所を開業し、あたしはそこで働いている。

毎日がそれなりに楽しい生活だった。

大学時代もそれなりに波乱で、彼女と共にそれを乗り越えてきた。

あの時のあの選択は間違いじゃなかった。今じゃ胸を張ってそう言える。

雲仙冥加という言葉があるなら多分、対義語が球磨川禊。

そこに反論の余地はないし、反論は認めない。

そしてあたしは何だろうか。考えてみる。けど多分、あたしはまだそんなに重要な役割を担っていない。

だけどいつか。そう、いつか……だ。

雲仙冥加の類義語にあたしの名前が加わるようには努力したい。

だからーー

古賀「悪いけどさぁ、あんたらみたいなチンピラの三下なんかに構ってる暇も負けてる暇なんかないの」

あたしをつけてた三人の男を見る。

古賀「雑だよ。人をつける時は足元を見なきゃ、そんなんじゃ何百年経っても探偵にはなれないよ?」

あたしは肩を慣らしながらステップをふむ。

古賀「見覚えないなー? けど一人、二十秒、一分あれば大丈夫だよね?」

古賀いたみは私立探偵助手である。

今日も冥加ちゃんを守る為によくわかんない奴らと戦い続けるのだーー









古賀「と、こんなものか」

あたしは携帯していたロープで男達の手を結びあげる。

古賀「行っとくけどあたしは善良な市民だから君たちに暴力は振らないの?」

まぁ、手に持ったナイフやらは無効化させて貰う為に関節は決めさせて貰ったが。

携帯でさっさと警察に連絡をいれて現在、向かっているらしい。

「……なんだよ、このゴリラ……」

鼻にピアスをした男の子が何か言ったが気にしない。

手を縛られて公道で座った状態のピアスくんは唾をはく。

「はっ……しかし、ザマーミロ。もう一人のおねーちゃんはきっとレイプされてるぜ」

ニヤニヤどゲスらしい笑みを浮かべていた。

古賀「うっわ、マジで?」

あたしは顔をしかめる。

「今更、後悔してんのかよ、ゴリラ」

古賀「うっさいわねー。あたしは同情してるの君達の仲間に」

「へ?」

古賀「ただの不法侵入ならまだ救いようあるけど君達みたいに武装しての不法侵入だったら手加減する必要ないじゃん」

あたしは見知らぬ誰かに南無南無と祈った。


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