過去ログ - 古賀「冥加ちゃん!! 殺人事件だよ!!」冥加「おちついてください、いたみさん」
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205:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sagasage]
2012/03/02(金) 16:42:43.19 ID:3cX65NlAO
【工藤新一の部屋】

冥加「これは……」

私はその部屋の様子を見て吐き気を覚えた。

球磨川禊の百人殺し以降、あの事件で最後に燃えながら死に行く人々の絶叫を聞いて以来、大抵の死体を見慣れていた筈だった。

けれど工藤探偵の死に方は異常の一言。

恐怖に顔を歪ませ、部屋の壁にまですりよりそのまま死んでいる。

涙と鼻水を垂らしながら血を吐きだしていた。

冥加「まるで……」

美南「まるで何かから逃げている途中に殺された……そんな感じだね」

全く同じことを思った。

冥加「しいんは……どくさつですね……」

外傷は一切無い。病死を除けば殺害方法は一つしかない。

ならば速効性か遅効性か。

他の面々を見る。

???「速効性だと思われます」

冥加「あなたは?」

???「明智健吾と申します」

冥加「あけちさんですか……」

明智「えぇ、雲仙さんのお話は色々、お聞きしていますがまずは事件のお話を致しましょう」




(速効性の理由)

「さて、あくまでも思われるですから勘違いしないでいただきたい」

「我々は一緒のクルーザーでこの孤島に来た」

「目的は潜入捜査、あなたと同じように招待状をいただきましたから」

「その為、彼と会話をしています。彼は彼女の手作りの料理を食べ、今朝方、全く一緒の料理を彼女と食べている。彼女とはもちろん恋仲である毛利さんの娘さんです」

「そしてお昼は我々と共に街のレストランで食事した」

「その際、彼はカレーライスを食べていた」

「カレーライスを食べたのは彼を除いて四人」

「無論、この孤島は携帯は通じている為に連絡をしてレストランを抑えましたが毒物の類は発見されませんでした。そして念の為に毛利探偵事務所と毛利さんのお宅も家宅捜索を依頼しています」

「今、応援を要請していますが動くのは難しいそうです」

「何故なら向こうで雨が降り始めて海が時化ています。船を出すのは非常に難しいようです」

「話は脱線しましたが彼の口にしたもので毒物は発見されていない」

「まだ確定している訳ではないですが」

「私の職業ですか? すみません、申し遅れました警視庁刑事部捜査一課で警視を務めさせて頂いています」


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