過去ログ - 古賀「冥加ちゃん!! 殺人事件だよ!!」冥加「おちついてください、いたみさん」
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233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sagasage]
2012/03/03(土) 16:13:51.24 ID:6a3xyt6AO
【中央エントランス】

あの後、遺体を見て回った。

吉田歩美、円谷光彦、小嶋元太、速水玲香、江戸川コナン。そして七瀬美雪。

僅か二時間半の間に六人も死んでしまった。いや、死なせてしまったのかもしれない。

安易に罠に掛かり、救えたかもしれない
掬えたかもしれない命を私は見殺しにしたのだ。

油断、迂闊、敗北、堕落。

きっと私の味方でいてくれる親友がいたのなら慰めてくれるのだろう。

帰りたい。

そして、それが無理なのならばーー

最早、私は受け入れるべきでは無いのだろうか。

連城「おい、あんた……」

冥加「……」

連城「お、おいっ!? 聞いてんのか?」

天草「……ふぅ、僕は気になる事があるからね、灰原さんを探しに行くついでにそれも見てくるよ」

連城「あ、あぁ、わかった。リュウ。ただ、こうなってしまったらスリーマンセルで動こう」

天草「そうだね、それじゃあ、メグ……と後は明智さんかな……金田一さんは流石に動けないみたいだし」

明智「そうだね、流石に彼に今、動けというのは忍びない」

三人はエントランスから出て行く。

冥加「……」

私は間違っていたのだろうか。あの日、私はあの方について行くべきだったのでは無いだろうか。私は何でついていかなかったの?

彼と対等でありたいから? だから悪いことは悪いって教えてあげたかった?

それこそ傲慢じゃないのだろうか。悪いとは誰が決める?

この状況で私は悪くないのか?

何で、何で……。

私は悪くない、私は悪くない、私はーー




『冥加ちゃん!! 電話だお!! おいたんだえ?』




冥加「…………」

思考が全部吹っ飛んだ。

『冥加ちゃん!! 電話だお!! おいたんだえ?』

冥加「…………ふふふっ」

『冥加ちゃん!! 電話だお!! おいたんだえ!!』

連城「……な、なぁ、あんたの鞄から変な声が……」

冥加「そうですね、もう、ほんとおばかなんですから」



『冥加ちゃん、電話だお!! おいたんだえ?』






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