過去ログ - 古賀「冥加ちゃん!! 殺人事件だよ!!」冥加「おちついてください、いたみさん」
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266:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2012/03/04(日) 15:36:26.12 ID:XX6YrARAO
【二時間前】

みんなが寝静まった頃、私と美南恵は会話をする。

美南「……雲仙さん。あたしと来ませんか?」

冥加「けっこうです」

美南「迷いがなくなりましたね? それは何でですか?」

冥加「わたしにはあってあなたにはないものがあります」

美南「……あたしは禊様の為に頑張っている。全ては禊様に会うためにーー」

冥加「わたしだってちがいはありませんよ。ただそのほうこうせいがちがうだけです。すべてはみそぎさんにあうために」

美南「あたしはあなたにまけられない。あなたにはまけない」

冥加「こちらのせりふです。あなたにはまけない」

美南「…………そんなんじゃあたしには勝てませんよ、あははっ」

冥加「……」

美南「まぁ、精々頑張ってください。分かったならーーいいですよ、聞いてあげます、あなたの推理とやら」

冥加「……」

美南「絶対にわかんないでしょうけど」

冥加「いいでしょうわたしはわたしのすいりであなたのかんぜんをなかったことにします」

美南「あはっ……楽しみにしてますよ、名探偵さん」

冥加「あなたはせかいにもくてきなんてないといった」

美南「?」

冥加「ないならじぶんでつくればいい。しめいとやらを」

美南「……」

冥加「あなたにもくひょうがないのをわたしにあてはめないでいただきたい。わたしにはもくひょうはあります。だいしんゆうとのやくそく、みそぎさんをつかまえるって」

美南「……」

冥加「だから、わたしはにげない」

美南「あー、やっぱ。あたし、あなたのこと嫌いですよ。何でそんなに愚かなのか……何であなたがそんなに真っ直ぐなのか。かっこよすぎて嫉妬します。あのお方に一番、近いのに、一番、遠い。だからあなたが嫌いです。探偵なんて仕事、本当に……」

冥加「そんなことはありません。わたしはーーいままでたんていをしてきてこうかいしたことはありません」

美南「っ!?」

冥加「……」

美南「……」

彼女と私は睨み合う。ソファーに座り小さいテーブルを挟んだまま睨み合う。

美南「……寝ます」

冥加「そうですか」

美南「…………あたしは……あたしは間違ってない」

冥加「……」

美南「もう、やり直せないんです」


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