過去ログ - 小鳩「あんちゃんは……誰にも渡さんもん」
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30:26[sage]
2012/04/09(月) 18:42:31.75 ID:y0TnbnwD0

ちゃぷん…

「ん…」
「はぁ〜…」

そういや母さんが死んだ時は大変だった。一晩中泣きっぱなしだったこともある。
そんな時は、よく俺が添い寝してやったものだ。
親父はお袋を失った悲しみを仕事にぶつけ、家に一週間帰らないということもあった。

「♪〜」
「ふぅ〜…」

コイツも随分大きくなったよな。ちょっと前までランドセルを背負って、俺と一緒にヤンチャしまくってたのに…
最近じゃ厨ニ病も抜けて素直になっ…ってぇおい!!

「こ、小鳩!?」
「なんじゃ?あんちゃん」

『花が咲いたような笑顔』ってのはこういうのを言うんだろうか?思わず「うぉまぶしっ!」と言いそうになってしまった。

「なんじゃじゃない!何やってんだお前は!?」
「何って、あんちゃんと一緒に風呂に入っとる」
「そうじゃなくて、何で一緒に入ってるのか聞いてんだ!?」
「あんちゃんがええっちゅうたんじゃろが」
「は?」

あれ?俺そんなこと言ったっけ?小鳩もいつ入ってきたんだ?
っつか小鳩が入ってきたことにすら気付かなかったのかよ俺は。いくらなんでもぼ〜っとし過ぎだろう!

「そ、そうだったか?じゃあ俺はもう出「待ちや」
「な、何だよ?」
「あんちゃんまだ体洗っとらんじゃろ。うちが背中流しちゃる」
「は?」

混乱したままの頭で湯船から上がり、小鳩に背中を向けて座る。




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