過去ログ - 当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」【5日目】
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上条家の日常 海水浴編
[sage]
2012/07/27(金) 01:02:41.12 ID:9TPOXBsDO
ザッパーン
当麻「ついに今年もこの季節が来てしまったのか…」
刀夜「息子よ…夏と言ったら海じゃないか!!こうして家族全員で海に来る機会なんてなかなかないんだから楽しんだらどうだ??」
当麻「そりゃ確かに楽しいけどさ…」
彼は海にはろくな思い出が無い。
お兄ちゃぁん!!パパァ!!フリフリ
砂浜の向こうから金髪の美少女が手を振りながら駆けてくる。
さながら映画のワンシーンの様にも思えるが、これは現実である。
刀夜「ほら、フレメアも来たぞ!!ははは、相変わらず可愛いな」
末っ子が可愛がられるのは上条家も例外では無かった。
フレメア「到着!!」ハァハァ
刀夜「あれ…フレメア、母さん達はまだなのかい??」
フレメア「ううん…もうすぐ来ると思うよ!!にゃあ」ハァハァ
走って来た余韻か少し息を荒げながらフレメアは言う。
当麻「てか、そんなに走ってどうしたんだよ??」
フレメア「ほら、私を見て何か気付かない??にゃあ」
当麻「ああ…新しい水着を買ったのか」
そういえば先日姉妹でどこかに買い物に出かけていた事を思い出す。
当麻は荷物持ちをしようと提案したが、男子禁制と呼ばれ断られてしまったのだ。
当麻(みんなで水着を買いに行ってたんだな…)
フレメア「ねえ!!そんな事よりどう!?似合ってる??にゃあ」ニコニコ
そういうとフレメアはくるりと一回転する。
白を基調としたフリフリが可愛らしく揺れる。
刀夜「フレメア!!最高に可愛いぞ!!」
当麻「落ち着けよ父さん…」
愛娘の愛らしい姿に興奮する刀夜をなだめる。
だが、上条自身内心はドキドキしていた。
フレメア「えー…パパに誉められてもなぁ…ねぇお兄ちゃんは??」ニッコリ
刀夜「」ガーン
当麻「ああ、とっても可愛いぞ」ナデナデ
フレメア「えへへぇ//」
刀夜「この天然フラグ男がぁ!!」
当麻「父さんは落ち着けよ!!だいたいこの歳になってまで父親にべったりな娘がいるわけねぇだろ!!いたら気持ちわりぃよ!!」
刀夜「うぅっ…フレメアだけは……最後の砦だったのに…」グスン
だんだんと上から刀夜に甘えて来なくなり、フレメアだけが唯一刀夜に甘えてくる存在だった。
フレメア「ええっと…」アセアセ
年齢と父への愛の葛藤に悩むフレメア。
もっとも彼女ら姉妹が当麻離れする事はおそらく永遠に来ないだろうし、母離れもまだ先だろう。
当麻「てか父さんだけにはフラグ男って言われたくねぇよ!!だいたいこの前うちに手紙が来てたリドヴィアって誰だよ!?」
刀夜「うるさい!!リドヴィアさんはただの友達だ!!」
当麻「どこの世界のただの友達が封印にキスマークをつけるんだよ!!」
刀夜「知るか!!だいたいリドヴィアさんはお前の不幸を改善するためにいろいろとグッズをくれたんっ………」
凍り付いた空気が刀夜の後ろから流れてくる。
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