過去ログ - 梓「ムギ先輩からエッチなゲームを借りてきました……Disk3」
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[saga]
2012/03/20(火) 10:12:21.61 ID:PIpY9JDSO
一方、唯は
お風呂
唯「数えきれないほどのあずにゃんを犠牲にしてきた上に私はいる……か」
計画通り、あずにゃんの恋人になれた。どうやら、支部長の言う通り、あずにゃんは私を好きだったらしい。こんな最低な女をね……。
唯「後は……適当に距離を縮めて、仲を深めて、裏切るだけ……か」
1番辛いであろう恋人にはなれたし、後は楽だ。
唯「……出よう」
リビング
唯「お風呂出たよー」
憂「分かったー」
唯「……」
憂「どうしたの?」
唯「何が?」
憂「何か……辛そうだよ?」
唯「……」
私は……憂を守らなければならない。だから……あずにゃんには犠牲になってもらわないといけない。
唯「……」
頭では何回も同じことを考えてるのに感情がついていかない。
梓『唯先輩!』
私の頭の中であずにゃんとの思い出が渦巻く。……駄目だ。私は憂を……。
憂「どうしたの?」
唯「……何でもないよ。ただ……あずにゃんと恋人同士になったんだ」
偽りのね。私は心の中でつけたす。
憂「そっかぁ。おめでとう、お姉ちゃん!」
憂は笑顔で祝福してくれる。目に涙を浮かべて。きっと、それは……。
唯(ごめんね、憂)
私は純粋な気持ちではなく、ただ、あずにゃんを裏切るためだけに付き合うんだ。……そもそも、私にあずにゃんと付き合う権利どころか好きになる権利すらない。
唯「もう、寝るね」
憂「うん。おやすみ」
私は嫌な思いを忘れたくて……眠りについた。
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