過去ログ - スティーブ「…『妹と恋しよっ♪』? ……R18!?」
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101: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/09/25(火) 08:33:37.93 ID:61CzTx8/0
屋外のコスプレスペース。
同人誌の種類である「オフセット」の詳細や、造るのにかかる費用などの説明を黒猫ちゃんから聞きながらここまで来た。
コスプレイヤーが大挙して、自分の好きな作品のキャラクターの衣装を着て、自分たちが撮影されているのを楽しんでいる。
中々過激なコスチュームを着ている人もいる。

キャプテン・アメリカ「それにしても、中には厚着を通り越して着ぐるみの人までいるな」

キャプテン・アメリカ「暑くないのかな?」

ふと疑問を口にした瞬間、黒猫ちゃんが頼む前に説してくれた。

黒猫「ああいうのは多分保冷剤を詰め込んでいると思うわ。じゃなきゃ真夏にああいう格好は不可能よ」

黒猫「ああいう対策は形は違えど、レイヤー側だけじゃなくて撮影側もしているわ。ホラ、効率よく囲んで撮影しているでしょ?」

黒猫「レイヤーを長時間拘束しないためのマナーよ、あれ」

なるほど……。
まあ、歴史がそれなりに長いから、そういった工夫は自然に確立されていったんだろうな。
それはそうと、黒猫ちゃんも日本の夏に不向きな格好をしているのに、まるで汗をかいていないように見える。

キャプテン・アメリカ「黒猫ちゃんも暑さ対策はしてるの? 汗をかいていないようにしか見えないけど」

黒猫「妖気で熱や光をシャットアウトしてるから大丈夫よ。そういうあなたこそ、どうなの?」

黒猫「あなたが着ているのは戦闘服、それも第二次大戦中の物じゃない」

キャプテン・アメリカ「不思議なことにそこまで熱く感じない。……Mr.スタークが何か細工をしていたのかも」

キャプテン・アメリカ「……ところで、本当に妖気でシャットアウトしているの?」

黒猫「あなたには視えないわ……。仮に夜の眷属特有の眼を得たとしても、この世で最も清らな心を持つあなたには決して視ることはできない」

黒猫「むしろ決して視えてはいけない物よ」

……本人的には的確なつもりだろうけど、聞く側としてはいまいち理解しきれない。
あれ? そういえば、桐乃ちゃんが見当たらない。
どこに行ったんだ!?

沙織「きりりん氏なら、春香氏と一緒にあそこでレイヤーの皆さんを恍惚の表情で見ておりますぞ」

キャプテン・アメリカ「あ、本当だ。……? 何か変だ。……!」

よく見たら、変なのに絡まれている春香ちゃんを庇っている。
しかも、その場を離れようとした瞬間に一斉に取り囲んだ!
そういう事をするならこっちにも考えがある!

キャプテン・アメリカ「チャージング・スター!」

悪質カメコ達「「ぬばぁ!」」

囲みの一部を、盾を使って強引に破る。
それによって二人ほど吹き飛ばされた。
その内の一人が落としたカメラをキャッチ、デジカメを構えたままで唖然とした別の奴乃、デジカメ向けて投擲!

ドグアシャッ 悪質カメコ「ぼがぁっ!」

デジカメ同士が粉砕され、同時に相手の顔面も粉砕。
ここで、飛び道具も使っておこう。
ハイ! 天下往来のサブマシンガン、ヘッケラー&コック・MP7A1(※)!
流石に場所が場所なので今回は模擬弾だ。
……家を出る前に確認済みだからな。
とりあえず安全装置を解除して、トリガーも引いておこう。

※:ドイツの銃器メーカー『ヘッケラー・ウント・コッホ』が2004年にリリースしたサブマシンガン。
  20世紀末に開発・公開されたMP7の改良型である。
  MP7からの改良点は弾切れまでの時間延長のための連射速度定価処置と拡張性のさらなる向上。
  ちなみに、キャップはメーカー名を「ヘッケラー&コック」と発音している。
  これは彼がアメリカ人であるが故に「ヘッケラー・ウント・コッホ」を英語式に発音したため。
  このように綴りは同じでも語圏によって発音に相違が生じる事例は、言語学上かなり多い。




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