過去ログ - スティーブ「…『妹と恋しよっ♪』? ……R18!?」
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112: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/11/27(火) 00:13:06.67 ID:KInp1XN60
キャプテン・アメリカ「ああ。今どきの服よりも丈夫で、着心地も抜群さ。あやせちゃんこそ、どうしてここに?」

あやせ「わたしですか? グラビアのお仕事です」

それで露出度の高い服を着ていたのか。
それにしても、どんな雑誌のグラビアなのだろうか?

あやせ「ちょうどそこで撮影をしていたんですけど、雨が降りそうだから突貫作業で撮影を終わらせたんです」

あやせ「その後は、マネージャーさんたちがお話ししている間、車の中で休憩してたんですよ」

綾瀬ちゃんはそう言いながら空を振り仰いだ。
そう言えば、今朝のニュースで東京は雨が降るとか言っていたな。

キャプテン・アメリカ「そうなんだ……」

話題を逸らせたけど、後はどうするか。
この子には、コミケに行ったことを知られてはいけない気がする。
だから話をはぐらかした方がいい。
桐乃ちゃんの親友だけど、確固たる証拠はないけど、あやせちゃんはどこか危険だ。
あやせちゃんは、思い込みがかなり強いけど、優しくて真面目で凄くお人好しで……。
だからバレても笑い話で終わるはずなのに、全然そういった流れが想像できない。

キャプテン・アメリカ「すまない、僕たちは、今急いでいるんだ……」

キャプテン・アメリカ「盆の最終日なのに遠出しちゃったから、すぐに帰らないといけない」

あやせ「あ……言われてみれば。それでしたら、車に乗っていきますか?」

そう来たか。
なんて思った瞬間、桐乃ちゃんがテンパりながら口を開いた。

桐乃「あ、ありがと……! でも、大丈夫だから! スティーブさんと一緒に自転車に乗ってきたから」

桐乃「自転車は近くの駅に駐輪してるんだ。スティーブさんって、自転車で200q以上出せるから、全然大丈夫!」

あやせ「そっか、分かったよ、桐乃」

桐乃「う゛……うん」

桐乃ちゃんは物凄く複雑な表情で頷いていた。
状況が状況だからなぁ……。

あやせ「ところで桐乃……さっきから気になってたんだけど……」

桐乃「な、何!?」

桐乃ちゃんは既に半泣きになっている。
早いところ退散した方がいいな……。

あやせ「えっと……あの人たちって…………桐乃の知り合い……なの?」

キャプテン・アメリカ&桐乃「「!」」

完全に忘れてた!
沙織ちゃんと黒猫ちゃん、ついでに春香ちゃんもいたんだ!
あやせちゃんは沙織ちゃんと黒猫ちゃんを見て、若干引き気味になって眉をひそめている。

キャプテン・アメリカ「僕の仕事の取引相手を通じて知り合ったんだ!」

あやせ「お仕事の……? スティーブさんのお仕事って、イラストレーターでしたよね?」

キャプテン・アメリカ「依頼の種類が多様なんだ。その中にはアニメやゲームのキャラクターデザインの仕事もある」

取り繕い、あやせちゃんの気を逸らしている内に左手の人差し指を親指に叩きつける仕草でモールス符号を沙織ちゃんに送る。
-・・・ ・-・ --・-・ ・--- --・-- -・- ・---・ ・-・-- ・・・- ---(意味:ハナシヲアワセテクレ)
沙織ちゃんがモールス符号を知っているかどうかは博打だ。
祈るしかない。




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