過去ログ - スティーブ「…『妹と恋しよっ♪』? ……R18!?」
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46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/05/23(水) 08:20:47.46 ID:98f5Nb0I0
佳乃「あまり、驚いてませんね。……もしかして知ってました?」

スティーブ「何をですか?」

佳乃「だから、…その…あれですよ…ああいうの、桐乃が持ってるってことです」

スティーブ「はい。それについて相談されたこともあります」

佳乃「……さっきも言いましたけど、部屋に戻ってくださいね。お父さんの好きなお酒買ってきますから。
   あの人さっぱり酔わないけど、どばどば飲ませればある程度大人しくなりますし」

言いたいことは非常によく分かるけど…。
まるで怨霊の類や格だけのロクでもない土地神を鎮める、と言わんばかりの言い方だ。
それから佳乃さんは、シャロン・カーターをダイニングに案内してからお酒を買いに行った。
僕も居間から出たけど…、部屋に戻る気にはなれず、廊下でやきもきしている。
こうなると、大介さんと桐乃ちゃんの声もほとんど聞こえない。
というのもこの家、実は超の付く免震・耐火・防音・厳重セキュリティなのだ。
…大介さんはS.H.I.E.L.D.長官であるニック・フューリーと懇意にしていて、独身時代から色々手を貸してもらっていたらしい。
この家の無茶な安全対策も、ニック・フューリーに増額分を払ってもらったから実現できたとか。
…僕が居候しているのは、その時の見返りの意味合いが非常に大きかった。

それから十分ほど経過。
流石にいつまでも廊下で待つのもどうかと思ってもう一度入ろうとした瞬間、桐乃ちゃんが飛び出してきた。
顔は真っ赤で、目も充血している。
一体何が!?

スティーブ「何があったの!?」

桐乃「……うるさいわよ……うるさい!」

そのまま桐乃ちゃんは体勢を崩しそうになりながら外に出てしまった。

スティーブ「桐乃ちゃん!」

今の桐野ちゃんを見る限り、すぐに追いかけたら逆効果かも知れない。
とりあえず大介さんに何があったかを聞かないと。
居間に入ると、座ったまま微動だにしない大介さんがいた。

大介「知っていたんですか? スティーブさん」

スティーブ「はい」

大介「…何故知っているのかは聞きません。喋らないと桐乃と約束したのは、想像に難くありませんから」

大介「俺は、京介にも、桐乃にも、ああいうものを買い与えたことはありません。悪影響を及ぼすものですから」

大介「真偽はともかく、こういうのを見ている者は、…オタクだのなんだのと、蔑視されています」

スティーブ「ですが、桐乃ちゃんが真っ当に働いて得た報酬で買った物です。法に触れる物でもありません」

大介「正論です。物が化粧品やバッグなら、俺もとやかく言うことはできません」

スティーブ「物がアニメやゲームなら、話は別だ、ということですか?

大介「当然です。あれは、できた娘です。あのような物はいずれ桐乃の将来に対して大きな足かせとなります。道は正さねばならないのです」

オタク趣味は、桐乃ちゃんにとって害毒である、か…。
その考えの根底は、我が子への愛情なのは分かる。
だけど…!
今の言葉で、大介さんがどうするかは察知できた。
だから、僕は立ち塞がる。



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