過去ログ - 「木原くン、俺を匿ってくれ」「えっ」
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9:みかんの塩焼き ◆RAvOJuqiYU[saga]
2012/03/04(日) 00:30:34.01 ID:wXD66/PAO


扉が開いた先には既に木原くンが息を切らして倒れていた。

「…何やってンですかァ?」

この鬼畜!と声が聞こえた気がする。
が、倒れている木原くンをスルーして歩いていく。

「おっ、ここだなァ」

と呟き、鍵を差し、回す。

「クソガキィ!20円上げるから落ち着け!ポケットに入ってる20円上げるから入るんじゃねぇぇぇぇ!!」

「必死過ぎて逆に開けたくなったわァ」

と、扉を開けると。

「あ、やべェ、これマジで片付けてねェわ、いかがわしい物隠すかと思ったら全然そンな事はなかったわ」

一面に広がるゴミの山が広がっていた。
玄関にも溢れ奥へ進もうとすれば膝元までゴミに沈む、極めつけは一部屋への入口が完全に塞がっていることだ。

「つゥかよくこれで三分に設定したな、爆破でも起こすつもりだったのかァ?」

「…だから言ったじゃねぇか、片付いてないって」

おっさんの涙目って誰得だよ、と吐きながらゴミの山に手を触れる。
次の瞬間パァン!という甲高い音とともにゴミの山が木っ端微塵になった。

「…いい仕事したなァ」

「どこがだよぉぉぉ!?ゴミ木っ端微塵にしただけじゃねぇかぁぁぁぁぁぁ!!」

そりゃ怒るだろう。
そんな木原くンを見下しながら言う。

「まァまァ、ゴミとホコリを一気に消してやろォってンだからキレンなよ」





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