過去ログ - 切嗣「僕は安価で聖杯戦争を開始するよ!」 舞弥「はい」
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186: ◆hLjOuel3KI[saga]
2012/03/07(水) 23:55:58.92 ID:+KkyRkubo
【夕方 大家拠点】

そろそろ晩御飯にしようか。メニューはなにがいいだろう、などとそこら一般的な主婦の思考に耽っていた頃、キラーが帰ってきた


めぐ「…見つかったのか?」

キラー「ここからそう遠くないビジネスホテルをね。そっちの方はどうだい?」


その問いに首を傾げて答える
キラーはため息をつくと、自分用にかコーヒーを沸かし始めた


キラー「あのお転婆なお姫様を連れて行ったところでだとは思うけどね」

めぐ「護ると一度言ったからな。自身の言葉に責任くらいは持つ」


ポンッと音が鳴ってお湯が沸き終わる
インスタントの粉をカップに入れ、一方を俺の方へと差し出してくる

キラー「ほら、話をしていたらお姫様のご登場みたいだ」


目線をちらりと向けると、奥の部屋から凛が現れていた
凛は鼻を匂わせ俺たちが飲んでいるのをコーヒーだと悟ると、嫌な顔をしながら顎で「私のも淹れろと要求してくる」

相当回復作業が疲れたのか、凛は椅子にどかっと座るとこめかみをぐりぐりとマッサージし始める


凛「あぁ……疲れたぁぁぁ」

めぐ「……回復はしたのか?」

凛「サーヴァントのあいつは傷一つないわよ…。マスターである私はボロボロだけどね」

めぐ「それで?さっきの問いについて考えてくれたか?」

凛「んー?あぁ…あの拠点変更についてね。ノーよノー」


相変わらずの即答であった


めぐ「どうしてだ?特に不満な点はないだろう」

凛「大有りよ!私の家に篭ってた方が結界もしっかりしてるし安全すぎるわ!」


……正論過ぎて言い返す事ができない
確かに凛の家は御三家だとか言われるもので、普通の参加者とは少し別……というより格別なのだと言うのを聞いたことがある

こうなっては仕方ないと半ば諦めかけた時、キラーの声があがった


キラー「……遠坂家は十年前の聖杯戦争で当主である遠坂時臣が亡くなってからは、衰退の一途を辿ったと聞くが……そんな家に大層な結界が施されてるとはにわかには信じがたいね」

凛「なっ……!!」


椅子を引っくり返しながら凛が立ち上がる
コーヒーが机から溢れ落ち下に黒い溜まりを作った


凛「…………あんた、サーヴァントの癖になんでそんなこと知ってんのよ」

キラー「その事はいま関係ないはずさ。それで?どうなんだい」

凛「………確かに、前ほどいい結界は張れてないわ。でも!だけどそこいらの魔術師なんかよりよっぽど上等な結界を」

キラー「他なんてどうでもいい。要は君のその結界がサーヴァントを防ぐ…あるいは十分な足止めができるかどうかだ」

キラー「……まぁ多分その様子を見る限りではそんな上等なもの張れてないと考えるのが普通だが…なんなら僕が今夜君の家に侵入して実証してもいいよ」

凛「っ………!」

キラー「僕はなにも君を怒らせようとしてるわけじゃない。こちらへ来るなら今のうちだが…どうする」


【凛感情判定 プライド:−2 現実:+3】


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