過去ログ - 切嗣「僕は安価で聖杯戦争を開始するよ！」 舞弥「はい」
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277: ◆hLjOuel3KI[saga]
2012/03/08(木) 22:49:31.46 ID:TPSemxy0o
俺に……令呪がない…？


めぐ「なにを馬鹿なことを言っている。現に今俺の手の甲に宿ってるじゃないか」


そう言いながら俺は手の甲をさらけ出す
そこにはしっかりと、この聖杯戦争に選ばれしマスターの証、令呪が宿っていた


キラー「いや、すまない。令呪がない…というのは語弊だったね。でも実質ないのと一緒なんだ、それは」


キラーがいつものような回りくどいしゃべり方に戻る
これはこれで非常に頭にくるしゃべり方なのだが、ひとまず俺はキラーの言っている意図が分からずもう一度問う


めぐ「だから、何が言いたい。令呪はある。それ以上でもそれ以下でもないだろう」

キラー「この話を一から十まですると、僕のプライベートな所に関わってくるからあえて要約して話させてもらうよ」


キラーはそこで一旦息を整えると続きを話し出す


キラー「僕はちょっとイレギュラーな存在でね。マスターとの主従関係が結ばなくていい……と言うより結んじゃいけないんだ」

めぐ「………続きを話せ」

キラー「僕は今ある程度君のサーヴァントのように振る舞っているけど、君は不思議に思わなかったのかい？」

めぐ「……なにをだ」


キラーは、はぁ…と首を振り、まるで子どもに向かって話すようにしっかりと語り掛けてくる


キラー「僕と君は一度も再契約をしていないだろ。その時点で僕が普通のサーヴァントではあり得ないんだよ。普通ならこんな悠長な時間を過ごしている内にポンッ…だ」

凛「………ちょっと待って。私の方が分からなくなってきた」

キラー「……分かった。分かりやすいようにまとめよう」

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