過去ログ - 切嗣「僕は安価で聖杯戦争を開始するよ!」 舞弥「はい」
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737: ◆hLjOuel3KI[saga]
2012/03/15(木) 16:15:45.44 ID:yvbLuWyho
キラーが此方へと歩いてくる


切嗣「…やぁ、そっちは終わったのかい」

めぐ「…お陰様でな。そっちも丁度終わったらしい」

切嗣「…お陰様でね。……それじゃあ、最後の決着をつけに行こう」


キラーはそう言うと、黒く歪んだ大聖杯の前へと立つ


めぐ「…なぁキラー、お前はこれを破壊する方法があるのか」

切嗣「…切嗣だ」

めぐ「ん?」

切嗣「衛宮切嗣。それが僕の真名だ。……そう呼んでくれたらいい」


キラーからの思わぬ提案に一瞬固まる


めぐ「……きゅ、急になんだ気持ち悪い。言っておくが俺にそっちの趣味はないぞ」

切嗣「…こっちだってお断りだ。ただ、僕はこれを破壊したら消滅する。そのキラーなんて物騒な名前で思い出されでもしたらたまったもんじゃないからね」


キラー…切嗣は言峰綺礼を倒した黒塗りの拳銃を仕舞うと、この戦いで一度も使用しなかった単発式の拳銃を取り出した


めぐ「……切嗣…お前はこの大聖杯を破壊できるのか」


俺の問いかけに切嗣は口を歪ませ答える


切嗣「…任せろ。あと、これは勝手な事で悪いんだけど」


いつの日のように言葉を詰まらせる


めぐ「…なんだ。言ってみろ」

切嗣「…イリヤに…娘に「約束を守れなくてごめん」と伝えておいてくれ」


大人に怒られる子どもの言い訳のように言葉を発した切嗣に俺はつい口元を吊り上げてしまう


めぐ「分かった。イリヤにはちゃんと伝えておこう」


俺のその言葉を聞き安心したのか、切嗣は大聖杯に向け拳銃を構える


切嗣「…コーヒーの飲み過ぎには気を付けろよ」

めぐ「…そっちも、死んでまで煙草の吸いすぎは魂に毒だぞ」


短く言葉を掛け合い、乾いた発砲音が響いた


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