過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
↓
1-
覧
板
20
105
:
nubewo
◆sQkYhVdKvM
[saga sage]
2012/03/27(火) 03:05:58.67 ID:Y0rItiJNo
「ん。上手い」
「普通のプリンだけどね」
「通販で買ったんじゃないのか?」
「これは違うわよ。通販でデザートを買うと、やけに高いし」
食べると脳が活性化されるとか、そういう謳い文句が好きなのだ。吹寄は。
おいしそうで写真の綺麗なスイーツというのには、実はあんまり惹かれない。
上条がもう一度プリンにスプーンを突き刺す。取ろうとしているサイズは、さっきより大きかった。
「制理」
「うん」
上条がとり分けてくれたプリンを、口をあけて待つ。
自分以外の人に口にスプーンを入れられると、ちょっと落ち着かない。
上条の口の中で温められたからだろうか、スプーンは思ったよりひんやりしていなかった。
「美味いか」
「んー、うん」
まあ、普通の味だ。増粘多糖類で固めた100円のプリンだし当然だろう。結構吹寄は好きだが。
舌の上で温めながら潰していると、上条が急にキスをした。
「んっ……」
唇を、蹂躙される。上条の唇に噛みつかれるような感じ。
二人の柔らかい肉が唾液を潤滑材にぐにぐにと変形する。
ほどなくして、吹寄の口をこじ開けて上条の舌が差し込まれた。
「ぁ、は」
上条の舌を傷つけないように、慌てて大きく口を開く。
悠々と上条の舌が忍び込んで、まだ飲み込む前のプリンに遭遇する。
もう吹寄の唾液とかなり混ざってしまったそれを、上条が吸い上げる。
「ふ、んん」
口をふさがれては、鼻で呼吸するしかない。
ゴクリと、上条が吹寄から吸い上げたプリンを嚥下する音が聞こえた。
狭い部屋に二人きりだから、その音は余計に響く。
なんてことはない、ただ上条がプリンを食べただけのはずなのに、
それが自分の口元から口移しで得たものだと思うと、不思議な気持ちになる。
汚い行為なのに、嬉しい。もっとして欲しい。自分もしたい。
もっと恋人に自分を受け入れて欲しい。相手を、上条を受け入れてあげたい。
「制理のプリン、美味いよ」
「そこのスーパーで買ったものだけど」
「制理の味がした」
「もう」
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
265Res/176.57 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1330791076/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice