過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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106:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/03/27(火) 03:07:01.57 ID:Y0rItiJNo

吹寄は、ベッドに深く腰掛けた。
壁際に置いてあるから、そうすれば壁にもたれかかれる。

「制理も、欲しいか?」
「……うん」
「エッチだな」
「当麻が悪いんだから」
「制理がいやらしいなのが悪い」
「そんなこと、ない……わよ」

拗ねた目で見つめる吹寄を無視して、上条はプリンを救い、自分の口に入れた。
そして、ニヤリと笑う目で、吹寄を見つめる。
何をして欲しいとか、自分がどうするべきなのかとか、吹寄は上条のその視線だけで理解してしまった。

「馬鹿」

自分の完敗だ。だけど文句だけは、忘れずに言ってやった。
開いた両手を上条の肩に掛けて、吹寄は上条に口付けた。
吹寄のほうからキスをするのは、何度やってもドキドキする。
キスはするよりされるほうが、穏やかな気持ちで堪能できるというのが吹寄の実感だった。

「ん……」

誘ったのは上条なのに、唇を触れ合わせてもプリンを渡してくれなかった。
精一杯の羞恥心に抗いながら、吹寄は上条の唇の間に、自分の舌を差し込む。
上条が口を開いてくれたのを感じ取り、目を瞑って上条の口の中を舌で探った。
プリンは少し形を崩しながら上条の舌の上に乗っていた。
それを、自分の舌で自分の口の中へと移していく。

「んん……んっ!」

上条がプリンの移動を舌で手伝ってくれる。そして同時に、手で吹寄の胸をまさぐった。
まだ堅くなっていなかった乳首を、きゅっと弱くつねるように、服の上から親指と人差し指で摘んだ。
背筋が海老反りになるように曲がったのを吹寄は自覚した。ピリッと体を駆け抜けた快感に、自然に反応してしまったのだ。
呼吸が乱れる。キスをしたままだから、苦しい。
プリンの甘さが溶け出した上条の唾液を、安定しない呼吸ですすり上げる。
甘いという感覚は、どうして性的な感覚と相性がいいのだろう。
ごくん、と。吹寄は自分の喉がなったのを体で感じ取った。上条を見上げる姿勢でとろとろになったプリンを飲み込んだからだろう。
その音がひどくはしたなく思えて、吹寄は興奮を募らせる。

「乳首、立ってきたな。ブラの上から触ってるのに、わかる」
「嘘……」
「嘘じゃねえよ。制理だって、触られてて分かるだろ?」
「知らない」
「知らないって、これでも?」

上条が親指を上から下へと滑らせる。
ギターの弦でも弾くようなその指使いは乳首のところで確かに引っかかり、ぴん、と吹寄の乳首を優しく引っかいた。



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