過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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108:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/03/27(火) 03:08:39.57 ID:Y0rItiJNo

「口、開けてくれ」
「ん」
「もっと」
「んー……?」

言われたとおりに開いたら、上条が頭を支えてくれているのとは反対の手の人差し指を、吹寄の口の中に差し込んだ。

「んっ!」

舌を絡めるのとは、違う触感だった。
舌みたいにぐにゃぐにゃとしていない。指紋のざらつきがこそばゆい。短いけれど、硬い爪の感触もする。
そして舌より細長くて、繊細な動きをする。

「ん、ん! ん!」

不思議な感覚だった。
上条の指が、吹寄の舌の上に乗ったプリンを潰そうと、何度も舌に押し付けられる。

「えほっ……」
「ごめん。入れすぎた」
「んん」

少しえずいてしまった吹寄に、上条が謝る。
それを許す意図を目で伝えて、吹寄は上条が押しつぶしやすいように、プリンを舌の真ん中に集めた。

「指、舐めてくれよ」
「ん……」

開いていた口を、上条の指を咥えたままピッタリ閉じる。
そしてその指に口の中の唾液とプリンを纏わせた。舌で、すこししょっぱい上条の指を撫で上げる。
小刻みに上条も指の間接を動かしているせいで、不規則な感触が吹寄を感じさせる。
指を舐めているだけなのに、体を走り抜けるような快感は感じていないのに、こんなに体が昂ぶってしまうのは何故だろう。

「半分、くれよ」
「んっ」

もう形がなくなってしまったプリンを、ずず、と音を立てながら上条が吸い上げた。
これで、最後の一口も仲良く分け合えたことになる。

「指も綺麗にしてくれ」
「うん」

上条に、抗う気が全く起きない。
言われたとおりに吹寄は上条の指を舐める。何度も唾液で口の中を洗い流し、プリンの甘みを飲み込んでいく。
そして綺麗になった唾液で上条の指を拭い、プリンの味を消していく。

「こんなもんかな」

お疲れ様と労うように、上条が軽いキスをしてくれた。
それが嬉しくて、つい吹寄は素直な笑みを浮かべてしまった。



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