過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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165:nubewo ◆sQkYhVdKvM[sage saga]
2012/05/05(土) 13:01:06.95 ID:3zAMMc1ko

「……あたし」
「いや、別に気にしてくれなくていいんだ。段階をきちんと踏むべきだし、
 こういうので、変に負い目とか感じなくていいんだからな?」
「うん……」

吹寄だって、まだ自分の下着を脱いだことはないのだ。上条に、そこを見せたことはない。
そういうことに正しい順序なんてものがあるのかはわからないけれど、
確かに吹寄も、自分が裸を晒してから、全てを上条にあずけてから、
そのあとに、そういう行為はするものだと感じていた。

「当麻は、何かして欲しいこととか、ない?」
「え?」
「い、今言ったの以外で」
「と言われてもなあ」

別に、自分が吹寄にやっているような感じに責められたいとはあんまり思わない上条だった。

「あたしに何かされるのって、嫌?」
「別に嫌なことはないと思う。けど、あんまりして欲しいと思うことって思い浮かばなくてさ」
「そっか……」

お返しをしたいと健気に思っている吹寄を見て、そのいじらしさに上条は当てられてしまった。

「じゃあ、なんでもいいからやってみてくれよ」
「……なんでも、って」
「本当になんでもいいから。そうやって、尽くしてくれるってなんか男冥利に尽きるし」
「う、うん。わかった」

そういえば、自分の彼女は世話焼きなほうだった。だからなのだろうか。
色々と教えてやれば、してくれるのかもしれない。
例えばその胸で、とか。

「じゃ、じゃあ、横になって」
「おう」

いつも可愛がってもらっている自分みたいに、上条がベッドに仰向けになった。
どうしたらいいだろう? どんなふうにしたら当麻は喜んでくれるだろう?
それに、はっきりした答えを持っているわけではない。
だけど、喜んで欲しかった。だから、意を決する。
ちょっと強引だと思いながらも、吹寄はそっと上条に絡みつくように、肌を重ねた。




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