過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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223:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/08/02(木) 21:57:11.65 ID:DHtpsRmeo

「悪くない。つか、気持ちいい」
「本当?」
「ああ。女の子に触ってもらうって不思議な気持ちになるな」

むっとした顔で、吹寄が上条を睨んだ。

「女の子じゃなくて、あたし、でしょ?」
「ごめん。そうだな」

撫でて謝ると、すぐに吹寄は怒りを引っ込めた。

「下の方も、触ってくれるか」
「え? こ、これでいいの?」

上条は動きの鈍かった吹寄の左手を取って、竿の付け根のほうに誘導した。

「かなり丁重に扱ってくれ。ここ、男子の急所だ」
「う、うん。わかった」

握りつぶされたら余裕で失神するだろう。そういうところを、吹寄に預けるのだと今更ながらに理解した。
ふんわりと、その袋の部分に手のひらがあてがわれ、慎重に、柔らかく指で揉まれた。

「すげ……」
「気持ちいいの?」
「ああ。かなり」
「そうなんだ」

嬉しそうに吹寄が笑った。お世辞じゃないのを、表情で読み取られたからかもしれない。
流石に上条も、今感じていることを隠すのは難しかった。
女の子に尽くさせる充足感。そして隠すべきところを全て見せ付けてしまう、開放感に似た何か。
頭の中で欲求が際限なく膨らみ、もっと、吹寄にさせたくなる。

「制理」
「……うん」

上条の、今までとは違うような目に覗き込まれて、瞬時に吹寄はそれを受け入れることを決めた。
だって嬉しかったから。
隠し切れないくらいにストレートに、上条の目が、吹寄の口付けをせがんでいた。

「先っぽのへんさ、こうやって」

竿を握る右手に上条が手を添え、手を下げるように誘導した。
半分くらい覗かせていた頭みたいな部分が、それで全て現れた。
さっきよりも一割くらい、大きくなった気がする。

「嫌ならさ」
「嫌じゃないよ。当麻。あたしが、してあげたいの」

何度も前置きをしてくれる上条にお礼を言うように、吹寄が言葉を被せた。
上条が思わず、理性で抑えた行動を取るのを止めてしまおうかと思うくらい、それは特別な一言だった。

「じゃあ、制理。舐めてくれ」
「うん。駄目だったら言ってね」
「大丈夫だって」

こんなにも性的な行為に挑むのは、生まれて初めてだった。
上条のそそり立つそれに顔を寄せ、じっと見つめる。
きっと、興奮しているからこうなるのだろう。そして興奮しているのは、自分がこんなことをしているからだ。
もっと喜んで欲しいと、吹寄は思った。

「ん――」

ものを食べるときよりもいくらか口を開かないと、それは入りそうになかった。
喜んで欲しいと切に願いながら吹寄は、はむ、と上条のそれを、唇と口でしっかりと含み、咥え込んだ。



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