過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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246:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/10/08(月) 14:23:37.33 ID:Z3aSYbS0o

言ってから急に気恥ずかしくなった。口に出すというのは中々に恥ずかしい行為だと思う。
だがそんな上条の戸惑いに気付かないのか、従順に吹寄はこくんと頷いた。

「分かった。やってみる」

咥える前に少し時間を作って、口の中に唾液を溜める。
そしてたっぷりと唇にもまぶして、もう一度口の中に上条を受け入れる。
潤滑油のおかげで、さっきよりもスムーズに咥えることが出来た。
チラリとだけ上条を見上げると、さっきよりもっと嬉しそうな顔をしていた。
それを見て、吹寄も満足感を覚えた。きっと、自分を愛撫してくれたときに上条が嬉しそうだったのは、そういうことなのだ。

「ふふ……」

咥えたまま嬉しそうに笑う吹寄を見て、もう今すぐにでも口ではなくて体の中に押し入ってしまいたい衝動に駆られる。
もちろんそんないきなりは嫌がられるだろうから、上条は本能的な要求を理性で押さえつける。
咥えてくれている吹寄の頭や頬を、ゆっくりと手のひらで撫でてやる。

「制理」
「ん……」

上条の呼びかけの意図を察して、吹寄は上条の硬くなったそこを口に咥えたまま、上条を見上げた。
その構図には、はっきりと主従の関係がある。自分は今、上条に奉仕をしているのだ。
理不尽に虐げられるのとは意味が違う。大好きな人にだから、そうしたい。
上条に見下ろされるのが、吹寄は心地よかった。撫でられる手がたまらなく嬉しい。
もっとしてあげたい。もっと上条を喜ばせたい。その対価として、撫でて、褒めてもらいたい。
上条の言いつけを思い出しながら、吹寄は自分の唇を這わせる。
そんな健気な態度につい意地悪な心が湧いて、上条はしっかりと重さを主張する胸の先端を、軽く摘んで指の腹で転がした。

「ん! ふ、ぁ、ふ、んんん」

咥えたまま、吹寄が悶える。呼吸がさっき以上に苦しいのだろう、途端にストロークが乱れた。

「ちゃんとやってくれよ」
「ごめん。でも当麻が」
「ほら」
「あっ! だめ、あ……んっっ!」

崩れそうになる体を支えるために、吹寄が片手を上条のそこから離してベッドに着いた。
そして一定のリズムで繰り返されていた出し入れが、不規則になった。そのほうが、気持ちいい。

「もっと奥までって、きついか?」
「え?」
「無理だったら止めていいから、やってみてくれよ」
「ん――」

今までは亀頭の部分と、それより下はちょっとだけしか咥え込まれていなかった。
上条としては、もっと深くまで行って欲しかった。
髪を撫でていた手をそっと後頭部にあてがい、弱い力を加えながら吹寄が深く咥えるのを促す。
今までより二センチくらい、深くまで口の中に納まった。
そしてさっきと違って、吹寄の口腔内の温かみを竿全体で味わうような、そんな感覚を覚えた。
それはものすごく、充足感を覚える行為だった。



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