過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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nubewo
◆sQkYhVdKvM
[saga sage]
2012/03/04(日) 01:13:41.45 ID:iJDfMYBBo
「クラスメイトとして、カップルをからかっておもちゃにするのはアリだと思うけど、
直接覗きに行って実力行使ってのは、ちょっとさ。アンタも頭冷やしなよ」
「……結構冷めてるんやね」
「男子が寒いことしてるからでしょ。ま、アンタらにしてみたら、後で噂であることないこと言いふらす女子のほうが嫌なやつなのかもしれないけど」
リーダーは青髪なのだろう。他の男子は口を挟むことなく言い争いを聞いているらしかった。
「別に決定的なところを覗きたいとかじゃなくて、カミやんと姫神さんが二人っきりなところさえ押さえれば充分なんやけどね」
「急がなきゃいいだけじゃん。別に隠す理由なんてないんだし、待ってればそのうち見られるでしょ、そんなシーンくらい」
「……まあ、そうは言っても」
学校中を、男子が探し回っていることだろう。
炊きつけた側の青髪が他の男子に先んじて説得されるわけにもいかない。
正論を突きつけられて無理に部屋中を捜索しようという意志も薄れてしまったけれど、だからといって止められない立場なのも事実だった。
「制理?」
「……」
やっぱり、返事はしてくれなかった。上条を抱きしめる腕の力は、少し弱まったらしかった。
さっきまでの浅く張り詰めた呼吸も、少し大きな吐息に変わっていた。
吹寄を少しでも落ち着かせてやれればと、上条は吹寄の背中をそっと撫でる。
そしてつい、すぐ目の前にあった吹寄の乳首を、軽く口に含んだ。
「――っ!?」
吹寄が驚いたのが分かった。無理もない。
さっきまでみたいに激しく吸い上げたりすれば、もしかしたら吹寄が声を漏らしてしまって、見つかるかもしれない。
上条にはそこまでするつもりはなかった。
ただ、もう一週間も吹寄に躾けられて、すっかり乳首を口に含むことに安心感を覚えているだけだった。
……健全な高校生の感覚を大きく逸脱したその幼児退行に、上条は気付かない振りをした。
快感を覚えたというよりは生理的な反射なのだろう、吹寄の乳首が堅くなって含みやすくなった。
ほとんど母乳も出ないのに、目を瞑って抱かれているだけで、やけに安心する。
不思議と、そうすることで吹寄のほうも落ち着きを取り戻しつつあるらしかった。
無闇に抱きしめるだけだった吹寄の手が、柔らかく上条の髪を撫でた。
「で、どうするのよ」
「どうするって言われても。まあ、確かに姫神さんに嫌な思いをさせるのは本意やないし」
「でしょ? だからさっさと撤収しなさいよ。何でそんな煮え切らない態度なのかがわかんない」
気の強い女子の言葉を受けて、青髪が対応に困っているらしかった。
そこに、教室の外からダッシュしてくる足音が聞こえた。
「おい青髪! 姫神さんが学食のほう歩いてるって!」
「何やって?! じゃあここハズレやん!」
「……アンタはやっぱそういう奴か」
「う。でも確率で言えばここが高かったのは確かやで!」
「あっそ」
「なあ、カミやんはみつかったん?」
「いや、そっちはまだだ。でも姫神さんが視聴覚教室のほうに向かってるぽいって」
「じゃあ本命はあっちか!」
「……結局追いかけるわけ?」
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