過去ログ - 神「男よ。お前に神の力を行使する事を許可する！」ﾄﾞﾔ　男「……」
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176:>>1 ◆KemlA/tDSzST
2012/03/15(木) 01:53:09.88 ID:3de3n5J6o
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〜自宅：玄関〜

ｶﾞﾁｬｯ

ｷﾞｭｯ

男「……！」

神「怒ってない……そうじゃない。私は悲しいの……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男「あ……」

ﾊﾞﾀﾝ

神「……私、知ってたよ……お昼の事。男からじゃなくて、転校生の心で知ったの」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男「……か、神、その……」ｱﾀﾌﾀ

神「……ねぇ、男。男は私の事が好きなの？」ｼﾞｯ

男「……え？」

神「あの世界で、男は私を拒んだ……けどその後に『ちゃんとした日が来るまで』って言ってくれた」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男「……」

神「それって、私の事が好きだから言ってくれたんだよね？
……今朝は男の気持ちが分からなくなってた。だけど男の気持ちは分かってた……その言葉があったから。
けど、今日のお昼で分からなくなった。
今の私には男の心は分からない。
男の事をからかって、誘ってた時とは違って男の気持ちが分からない。
男が転校生さんの事をどう思ってて、私の事をどう思ってるのか分からない……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

男「……神」

神「男も、お昼の事を私に素直に話して誤解を解いてくれなかった。
……なにより、転校生の気持ちは男に向いてる。
男が転校生の方を向いたら、私はどうにもならない……
だから、怒ってたんじゃない……怖かった……！」

男「神」ｷﾞｭｯ

神「……」

男「……神、好きだ」ｸﾞｯ

神「……。男……」

男「……俺、バカだな。友にも警告されてたのに……『神から目を離すな』って」

神「……」

男「……俺さ、神が好きだよ。可愛いし、明るいし……
なにより、こんなにも俺のことを思ってくれてる」

神「……う……」ｸﾞｽｯ

男「なのに俺がちょっと余所見したせいでこんなに悲しませて、怖がらせて。
……ごめんな」ｷﾞｭｯ

神「お、とこ……うぐ……」ｸﾞｽｯ

男「だから、もう目を離さない。心も、お前に見せるよ」ﾊﾟｧｧｧ

神「ぐすっ、えぐっ」

男「……だから神、顔を上げて」ｸｲｯ

神「お、とこ……んっ」ﾁｭｯ

男「……」

神「……」

男「……っ。これが、誓いのキスだ」

神「男……ぐすっ、えへへ。男！」ﾆｺﾆｺ

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