過去ログ - とある未来の通行止め その3
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157:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:37:14.40 ID:7wzoBWH80

「なんだ、マライヒ。彼らに言ったのか」
「気づいたらフィガロが喋り始めちゃってて。いつもみたいに否定されなかったのが嬉しかったな」

デザートが下げられ、六人は食後の酒やお茶を飲んで歓談している。打ち止めは搾りたてオレンジジュース。

「でも本当にマライヒのお腹から産まれたんでしょ?ってミサカはミサカは証人も大勢いるみたいだし信じてみる」
「マライヒが実は女なンじゃねェかとも思ったが、まァこの広い世の中、色ンな事が起きてるモンだ」

日本の客人は科学の街からやってきたというので、そういう『奇跡』を信じないと思っていた。パタリロは柔軟な思考の一方通行達に感心したが、バンコランはそうではない。

「ちょっと待ちたまえ。わたしが女性を愛する趣味など持つはずがないだろう。マライヒはれっきとした男だ」
「やめろバンコラン。大真面目な顔で変態宣言するんじゃない。せっかくちょっといい雰囲気だったのに台無しだ」
「いや、ここは全力で否定しなければならない。一方通行君、君の奥さんを前にして失礼だとは思うが言わせてもらおう」

打ち止めが身構える。男同士の薔薇世界に身を置くバンコランが、完全に夫から手を引いたと思ってないので、少し敵意を持っているのだ。
彼はパタリロの制止も聞かず、変態宣言を続ける。

「そもそも女性はなんか柔らかくてフニャっとしてて好きになれん。特にバストが無駄だと」
「はァ!? 馬鹿かオマエ、それがいいンだろォが普通!」




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