過去ログ - とある未来の通行止め その3
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183:ブラジャーの人[saga]
2012/04/03(火) 01:10:58.68 ID:W2QIrgsC0

頭もほとんど布団の下に隠れている打ち止めから、くぐもった声が聞こえてきた。
起こさないように気を使ったのだが、それは必要なかったらしい。

「頭を高くして寝たければ、ミサカのきゃーいきなりめくらないでよっ、ってミサカはミサカはきゃーどうして裸なのっ」
「下は履いてるだろォがよ」

ベッドの中で、一方通行が使うはずだった枕を抱きかかえていた打ち止め。渡すまいと、ますますコアラのように丸くなった。

起きているなら遠慮しなくていい。一方通行はベッドが揺れるのも気にしないで、どさりと打ち止めの横に寝転んだ。
「ふー」と大きく息をつき、仰向けのまま数回深呼吸を繰り返した。
そして、丸いままの打ち止めの方に体を向け、ジリ、ジリ、と距離をつめる。それに押されるように、打ち止めも後方に移動した。

「あ、枕が……」
「無くても俺は困らねェ。こうすりゃいいンだからよォ」

大きなサイズだったので、ひとつでも二人の頭を乗せることができた。ただし、距離はとても近い。




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