191:ブラジャーの人[saga]
2012/04/04(水) 03:04:48.59 ID:pBo30ojn0
一方通行はタマネギとしちゃん号の運転する車の後部座先に乗っている。横にはパタリロ。
「今から行く第五鉱山は、実はもう鉱脈はほとんど掘りつくした所なんだ。だが、君の超能力ならば、我々が見逃していた原石を発見できるかもな」
「どォせなら採掘真っ最中の鉱山に連れてけ……と言いてェが、カラーダイヤの発見は最早運だからな。文句は無いぜ」
「理解してくれて助かるよ。あと、マリネラにも商売上の都合というものがあってね。取引先への納期とか……。稼働中の鉱山の予定を変えるのは、今はキツいのだ」
車は大通りを抜け、山道を登り始める。窓の外には、背の高いクレーンが見えたが、動いてはいなかった。
だんだんと木がまばらになってゆき、コンクリート製の平屋の建物やテント、プレハブ小屋が集まった盆地があった。
あと一キロも走れば、そこに着く。
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