過去ログ - とある未来の通行止め その3
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254:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 03:36:51.65 ID:HQn0c3FJ0

マリネラに来て五日目。
今までになく遅い帰りとなった。夕食の時間も過ぎそうだったため、
一方通行は軽く食べられるものを、パタリロと共に鉱山の食堂で済ましてきた。

今日は採掘最盛期の鉱山を回ってきたので、作業員のタマネギ達と一緒に入念な採掘計画を打ち合わせしてきたのだ。
バッテリーには制限があるし、地中に機械が大量に埋まる現場では派手な活動はできない。

探査機よりも正確で広範囲に威力を発揮する<一方通行>を全面的に信用し、パタリロは彼の指示通りに動いてくれた。
時間はかかるが、同時に複数ヶ所の原石に向けてアタックできる。今日で一方通行が目星をつけたポイントは三桁に及んだ。

明後日には多くの原石が掘り出される予定だ。その中にピンクダイヤがあればいいのだが……

帰ってくると、タマネギの一人から打ち止めが部屋で寝ていると告げられた。
この隊員はフィガロからそう聞かされて、今夜は夕食に呼んでいないとのことだ。


(今日もフィガロと遊ンでやがったのか)

面白くはないが、打ち止めは楽しそうだし『フィガロ』は七歳の子供だし、まぁ良しとする。

妻が眠る暗い部屋に入り、そっとベッドに近寄った。



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