319:ブラジャーの人[saga]
2012/04/27(金) 21:59:55.93 ID:jYGOY3OA0
「さようなら! 打ち止めさん、一方通行さん。どうかお元気で!」
「また来てくださいね。あと我々タマネギ部隊のお力が必要な時は、いつでもお声を掛けてください」
「日本にも大使館がありますから」
出国ゲートの前で、タノキントリオが別れを惜しんでくれる。
マリネラ宮殿には珍しい可愛い女の子と、センセーショナルな超能力者の青年に、勝手に好感を抱いていた。
「さようなら、としちゃん号、よっちゃん号、マッチ号。お世話になりました、ってミサカはミサカはおじぎしてみたり」
「そんなそんな。頭を上げてください」
「急な帰国じゃなければ、もっと盛大にお見送りできたんですが」
「そりゃ結構だ。オマエらのノリは、俺には理解できねェンだよ」
ぞんざいに片手を上げて、一方通行はさっさとゲートをくぐる。打ち止めは慌てて夫を追いかけた。
後ろを向けば、タノキントリオはずっと手を振ってくれている。
「ばいばーい!!ってミサカはミサカはお城のみんなにもヨロシクと伝えてほしかったりー!」
一方通行の背後で、大声で叫ぶ妻の声が響く。そしてそれに応えてキャアキャア騒ぐタマネギ達の声も。
「……恥ずかしい真似してンじゃねェよ」
「無愛想さんなあなたの分までミサカがやってあげてるの。嫌なら笑顔で握手でもすればいいのに」
「………」
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