過去ログ - とある未来の通行止め その3
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367:ブラジャーの人[saga]
2012/05/09(水) 02:49:48.93 ID:GavnJBwX0

大体の計画を立て、元グループの四人は机から顔を離した。

「それでは実行は三日後の夜ですね」
「あァ。それまでに一応の武器と装備を揃えられるだけ用意しておく」
「上のバックアップがまったく無いものね。私は武器なんて使わないけど、あっても無駄じゃないわ」
「そうだな。頼んだぞ一方通行」

打ち合わせは終わったが、土御門、海原、結標が席を立って帰る気配は無い。
しばしの沈黙の後、一方通行が上着のポケットから小さくて透明なケースを取り出した。

「コレが報酬だ。先に渡しておくか?」
「報酬? そんなもの用意しておいてくれたんですか?」

海原と結標がきょとんとしている。二人とも報酬があることを土御門から聞かされていなかった。

「一方通行が『お・ね・が・い』ってウィンクした方が面白そうだから伝えてない」
「自分もそう思います。それに貴方に貸しを作る方がメリット高そうですし」
「絶対ェ言わねェから大人しく受け取れ」
「あら、それダイヤ?」

結標がケースを手に取り、透明な輝きを放つ宝石を目の前にかざした。上から下から、熱心な様子で。

「結標さんは気に入ったみたいですね。どうしたんですか、あれ」
「最近あるルートを確立してなァ。仕入れておいたンだ」



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