384:ブラジャーの人[saga]
2012/05/12(土) 21:59:56.83 ID:JUaSEm7q0
「……ミサカは明日どうすればいいかな。あなたの気が散らないように……そうだ、病院の地下にいようか」
「あァ、それいいなァ。番外個体に残業させときゃまず大丈夫だろ」
あそこならセキュリティも完璧だ。無断欠勤の多い番外個体だが、理由を伝えれば出勤するだろう。
それどころか、襲撃組に加わりたいと息巻く可能性さえある。
「夫婦で協力して困難を乗り越える……。これでミサカとあなたの愛は益々深まっていくね、ってミサカはミサカは興奮してみる」
「馬ァ鹿」
暗部にいた頃を思い出すような事に及ぶというのに、一方通行の胸中は以前と違う感覚で満たされていた。不条理や怨嗟に叫ぶ声もない。
家族を守らなければという当然の使命感に燃え、一家の大黒柱は戦いに行く。
「うっふっふー。明日は忙しいあなただから、今夜のうちにいっぱい甘えさせて、ってミサカはミサカはまずは膝枕を所望してみたり」
「そこは『ゆっくり英気を養ってね、なンでもしてあげる』とかじゃねェンかよ」
「レディーファーストだよ。まずミサカから……」
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