394:ブラジャーの人[saga]
2012/05/16(水) 00:25:10.58 ID:n9+P7/rf0
「な、なによ」
「……別にィ」
女の味を覚えた一方通行が、てっきり自分に欲情でもしたのかと思ったが、彼は心底興味無い素振りで顔を背けてしまった。
銃を二丁選ぶと、ひとつはズボンに突っ込み、もうひとつは厚手のジャケットの内側に収めた。そこにはホルスターが吊るしてある。
予備の銃弾をポケットに詰めながら思い出すのは、妻である打ち止め。
(さっさと終わらせて、迎えに行かねェとなァ…)
「驚きました。一方通行さんがセクハラをしているのかと思いましたよ」
「俺も。嫁さんが妊娠中って旦那の浮気が多いって聞くし」
一方通行が結標の胸をじっくり見ていたことは土御門と海原も意外と思って気づいていた。彼女の胸を見て打ち止めを思い出していたなどと言えるわけもない一方通行は、「うるせェ」と一言呟いて先にサロンを後にする。
早く仕事にかかれば、帰りも早くなるから。
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