過去ログ - とある未来の通行止め その3
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41:ブラジャーの人[saga]
2012/03/11(日) 00:40:28.06 ID:mJNfgIRa0

急加速を始めたランエボⅪ。自動車大国日本が誇る最新式のスポーツカー。
しかも運転しているのは、ベクトルを操る最強の超能力者だ。

「だだだだ、大丈夫だとは思うけど! ローン残ってんだからくれぐれも気をつけてねぇぇぇ!? できれば今すぐ法定速度に落としてほしいっ」
「黙ってろ、舌噛むぜェっ、とォ」
「うおぇ、車の動きじゃない。なに今の…っ」
「吐くんじゃねぇぞ上条!? そして間違っても右手で一方通行に触るな! 触ったら死ぬ!」
「はははは、雪山の、寝たら死ぬぞー、みたいだな」
「ハハハハ、なんで気楽なのキミ」

そこは、<一方通行>に対する信頼の違いだろうか。実際に戦ったからこそ、その精密性に確信を持っているのだ。


「はっ、見えてきやがったァ!」
「お、お、お、インテも早いぞ! アッチも子供が運転してる!」

追走してくるエボに気づいたのか、抜かされまいと、インテRもさらに加速を始める。

住民の多くが学生で、車の所有者が少ない学園都市でも、休日にはレジャー目的でいつもより車両が多く走行している。
白いインテRと黒いランエボは、そんな車達をかわしながら疾走していた。迷惑な暴走車二台に、他のドライバーはさぞ驚いたことであろう。



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