431:ブラジャーの人[saga]
2012/05/20(日) 02:05:26.17 ID:MBK2qOFb0
「カミジョウとハマヅラもお昼ごはんもうすぐだからね。こんな所じゃ寒いから、あの人と一緒にソファで待ってて、ってミサカはミサカは調理を再開してみる」
「かえって悪いな。大した労働でもねぇのに」
「今のミサカとあの人にとっては重労働だったの、ってミサカはミサカは大助かりしちゃったり」
浜面は頭を掻きつつも、素直に少女の勧めに従った。御馳走されることは来訪する前から告げられていたので。
労働を終えた男達が近づいて来たため、一方通行はブランカの背中にあった手を引っ込めた。
「はぁ〜。体動かしてないと、さすがに寒くなってくるな」
「もうすぐ冬ですし」
そうだ。寒いのに上条と浜面の世話を焼く打ち止めが頻繁に窓を開けるので、
一方通行はその度に震えていたのだ。文句を言いたくても、自分が庭掃除をしないせいだと責められるので言えない。
「…あ」
不意に声を出す家主に視線が集まる。
「炬燵出さねェと」
「ちょっと早いって。ほんとに寒がりだなぁ」
「ちゃんと打ち止めに了解取ってからにしろよ。またケンカになるぞ」
独り言のつもりで言ったのに、上条と浜面からのこのリアクション。一方通行は首をもたげて、客を睨む。
炬燵のことで打ち止めと毎回ひと悶着あることを、どうして知っているのか。
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