過去ログ - とある未来の通行止め その3
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47:ブラジャーの人[saga]
2012/03/11(日) 01:00:54.30 ID:mJNfgIRa0

「今日はビッグニュース二連発だったな」と、ホクホクした浜面に送られ、一方通行は自宅に戻った。
夕闇迫る中、玄関のドアの前に立つと、打ち止めが作っているであろう晩御飯の匂いが漂ってきた。
そういえば、今日は昼食を取っていないので、腹が空いていることに気づく。

しかし彼には、空腹を満たすより先に、やらねばならぬ事がある。

「帰った」
「おかえりー、ってミサカはミサカはおたま装備でお返事してみるー」
「わんっ」

台所から声だけの打ち止めと、尻尾を振って走り寄ってくるハスキー犬。じゃれついてくるブランカを避けながら、一方通行は少女の元へ。

「打ち止め、ちょっといいか」
「ん? 待ってね」

コンロの過熱を弱め、打ち止めがエプロンをしたまま青年に近づく。

「鍋は?」
「あとは煮込むだけだったから、ってミサカはミサカはナイスタイミングで心配無用だと告げてみる」

二人はリビングのソファに座った。打ち止めが首をかしげ、一方通行からの言葉を待つ。
何やら話があると見当がつけられるので、彼の口が開かれるのを待っていたが、

「わふわふわふ」

「……」

一方通行の膝に前足を掛け、鼻を押し付け、ブランカが「かまってコール」を繰り返す。

「あー、待て待てェ。仕切り直しだ」




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