494:ブラジャーの人[saga]
2012/06/06(水) 01:05:12.52 ID:2K80hfdR0
一気に人口密度が増した。浜面夫人が打ち止めの指示のもと、座椅子(芳川が持ちこんだ)と、大きなクッションを他の部屋から運んでくる。上条と浜面はそこに座り、なんとか全員リビングに収まった。
人が多くなって興奮したハスキー犬はぐるぐると歩きまわっていたが、
結局いつもの定位置である、一方通行の膝の上に顎を乗せて落ち着いた。
「人間は床なのに、ブランカさまさまだぜ」
「アクセラレータのそばが好きなんだね」
「ブランカの名前は一方通行が考えたんだろ? 良い名前じゃないか。俺達が協力しなくても大丈夫な気がするけど」
新しく淹れられたコーヒーを飲みながら、浜面と上条は目を細めてくつろぐハスキー犬を見た。
一方通行の上で、あんなに幸せそうな顔ができる生物は、打ち止め以外は彼しかいない。
「犬と一緒にすンじゃねェよ」
ブランカのことを軽んじているような口ぶりだったが、指で耳やら長い鼻を掻いてやる姿は誤解しようがない。
それをからかうと自分が痛い目に遭うだけなので、指摘はしない男達であった。
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