過去ログ - とある未来の通行止め その3
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501:ブラジャーの人[saga]
2012/06/06(水) 01:19:03.77 ID:2K80hfdR0

絶対能力者進化計画。

一方通行は殺した。たくさん殺した。それを芳川はずっと見ていた。させていた。

罪。

一方通行は愛しいものに望まれて、その手を握ることができた。一生罪を背負って生きていくけれど、温もりを抱くことを自らに許した。

贖罪のように、殺してきた少女達の生を『普通』に近づける努力をしている。そしてそれは、芳川の方が長く続けてきたことだ。
今日だって、持ち帰ってきた仕事はその関係だろう。

「私はあのとき、もう大人だったのよ。君とは、違うわ……」
「そォだな。だからあのとき体を張ったンだろ」

いつもの寂しい笑顔を浮かべる芳川の脇腹を指さす一方通行。

「その腹の傷は、どォして負ったものか、よく思い出せ」

芳川の脇腹には、過去に負った傷痕がある。
それは死ぬほどのものだったが、一方通行が自分も瀕死の重傷を負いながら能力を使ってくれて、一命を取り留めた。

「でも、これは……」
「打ち止め、入ってこい」
「えっ?」



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