過去ログ - とある未来の通行止め その3
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600:ブラジャーの人[sage]
2012/06/22(金) 00:48:35.31 ID:XUfJ5ZpI0

鏡で見た自分の顔、姿は一方通行と戦う前のままに戻っていた。強大な力で襲われて、負ったであろう傷も見当たらない。髪はちょっと伸びている気がする。

「水もういい?」
「いい。……護、っつったか。お前はいつまでココにいるんだよ」
「えーと、パパがむかえにくるまで」

そういえば、目覚めて最初に聞いた声は「パパー垣根おきたー」であった。

「もうすぐここにくるよ」
「そうか、お父さんは今日、お母さんに付き添ってるんだったね」
「うん。ちょうせーは二時におわるんだって。さっきパパから聞いた」

垣根は壁掛時計を確認した。あと十分で二時だ。しかし二時を待たず、杖をつく音が近づいてくる。

「護ゥ…! ここには来るなと言っただろォがァ……」




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