過去ログ - とある未来の通行止め その3
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66:ブラジャーの人[saga]
2012/03/17(土) 00:49:47.28 ID:KlEKmZVX0

日に日に大きくなる子供の体。最初に気づいた時は指先程度だったのに、今は手の平大で、体重も百グラムを超えた。
鼓動はより力強くなり、凄まじい速さで成長を続けている。

「お、動いてンな」
「うん、最近はミサカも分かるようになったよ、ってミサカはミサカはあなただけの特権をようやく味わえるようになって嬉しかったり」

『大丈夫』なら、ストレスやその他諸々のものを溜める必要はないよ、と提案してみた。夫の苦しみは、妻の苦しみなのだ。
一方通行が辛いと、打ち止めの精神がよろしくない。ひいては、腹の子によろしくないのでは? と思い、こうして解決案を示してみた打ち止めである。

それでも却下されるなら、それに従おう。でも、もし彼が、彼の能力が良しとするならば……

「……」
「……」

「シャワー浴びてこようかな、ってミサカはミサカはさりげなく行動に移してみる」
「……慌てなくていい。ゆっくり入ってこい」
「! はーい、ってミサカはミサカは計算どおりだとほくそ笑んでみたり」

早歩きでバスルームに向かう打ち止めの足音に、愛犬のハスキーが床に預けていた首を持ち上げる。
ブランカと一緒に打ち止めの背中を見送った一方通行は、再度ファイルを手に取って、注意点の確認を始めた。

再確認など、彼の頭脳には必要ないのだが……






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