過去ログ - 【ほのぼの】ごまどかをもふもふするスレ【まどマギ同人】
↓
1-
覧
板
20
184
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
2012/05/04(金) 23:58:11.41 ID:+SC03oGh0
マミ「……」自分が捨てた場所を見に来た
杏子「お?マミじゃん。こんなところで何してんのさ?」
マミ「佐倉さん?実は……って、そのごまちゃんは?」
杏子「ああ、こいつは丁度そこら辺に捨てられてた奴でさ。ちょっちあたしが鍛えてやったんよ」
ごまどか「キョーコチャー」ズリズリ
マミ「――え、そ、そうなの。えっと、じゃあ……少し抱かせて貰っても良いかしら?」
杏子「別に良いけど、初対面の奴にはかなり警戒するように教えたから危ないぜ?」
ごまどか「キョーコチャ?」ドウシタノ?
マミ「構わないわ、ただ確かめたいことがあるだけだから」ごまどかに近づく
ごまどか「ウェヒャ!?」ビタンビタン
マミ「きゃ!?……お願い、暴れないで……」暴れているのを構わず抱き上げる
ごまどか「ウェ――」ジタバタ――
マミ「……」見つめ合う
ごまどか「……」ジー
マミ(もし覚えていてくれたなら、抱き上げた際にある行為をするのだけど……)
マミ(ダメね、私。名残惜しいからって、捨てたくせに覚えているかなんて虫がよすぎるわよね)
マミ「ありがとう佐倉さん。もう降ろすわね――」
ごまどか「――マミチャ?」
ごまどか「ティヒヒ、マミチャマミチャ♪」ホオズリ
杏子&マミ「!?」
杏子「珍しいな。急に抵抗するの止めたと思えばすぐ他人の名前覚えて、しかも擦り寄るなんて」
マミ「ごまちゃん、もしかして」
マミ(いえ、これは単に好意的に懐いてくれただけね。仮に覚えていてくれても私がした事は――)降ろす
杏子「やっぱりマミは母性にでも溢れてんのかねえ。あたしの時は大変だったんだぜ?」
ごまどか「キョーコチャ?」ズリズリ
マミ「ねえ、佐倉さん。この子飼っていないで育てていたってことは、野生に帰すのね?」
杏子「そうさ。一旦ここに寄って、近くにある河原から海に帰すのさ」
マミ「私も、見送って良いかしら?」
杏子「もちろんさ、つーか捨てごまどかが自立するところを見届けるって、物好きだねえ」
マミ「……」
ごまどか「ウェヒイ!ティヒイ!」シショウ、イママデアリガトウ
杏子「はは、本当にすぐ懐かれちまったなあマミさんよ」
マミ「……あの子、ちゃんと無事に生きていけるわよね?」
杏子「あったり前だろ!誰が面倒見てやったと思ってんだよ」
マミ「ふふ、そうね。根は優しくて、他人想いな佐倉さんが育てたなら、安心だわ」
杏子「な、なんだよ。あっさり褒められると調子が狂うぜ……」
ごまどか「キョーコチャーマミチャー!!」チャポン、バシャバシャ
マミ「凄く元気に泳いでるわ」
杏子「ああ、ちょっと寂しさもあるな」
マミ「それじゃあ私、家に戻るわね」
杏子「お、おい。最後まで見送らねーのか?」
マミ「ええ、私にはもうあの元気な姿を見れただけで十分よ」
マミ(それに、最後という最後に名前を呼んでくれただけで、嬉しかった)
マミ(許して貰えたような気がして、体も心も軽くなった)
杏子「――なあ」後ろを向いたまま声をかける
マミ「何かしら?佐倉さん」振り返らないまま答える
杏子「あいつの元飼い主って、マミだろ?」
マミ「ッ!?どうしてそれを!?」思わず振り向いてしまう
杏子「やっぱりな。明らかにあたしがどこで見つけたって言った時から、挙動不審だったぜ」
マミ「そ、それはその……」たじろぐ
杏子「安心しろって。あいつは誰も恨んでなんかいないさ」
杏子「今はただ、心の中で静かに見守り続けていてやろうぜ」万遍の笑顔で
マミ「うん、そうよね。それが一番よね――」最高の笑顔で
〜終わり〜
最初は頼りなかったのが、徐々に逞しくなって最後は羽ばたいて行く。
そういうのが心温まるので、思い浮かんだので書いてみました^^
もうちょっと細かく書くと長くなるからこんな感じでお一つ。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
328Res/226.75 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 【ほのぼの】ごまどかをもふもふするスレ【まどマギ同人】 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1330882518/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice