過去ログ - 【ほのぼの】ごまどかをもふもふするスレ【まどマギ同人】
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200:奇跡[sage]
2012/05/05(土) 23:47:14.12 ID:Tub5rcYOo
ガサガサッガサッ

杏子「はぁ〜、やっと抜けれた。・・・って、ここは?」

杏子がたどり着いたのは何もない空間だった。森の中の開けた秘密基地のような空間に一本の大樹が聳えたっていた。
神々しいオーラに圧倒されつつごまどかの様子を伺うと、何やら目をつぶって俯き、祈祷をしているようにも見える。
何となく杏子も十字架を取りだし、ごまどかの真似をして祈り始めた。
―――腹へった。杏子のその雑念は祈りとしてある存在に認められたようだ。
これより、降臨の儀に移る。

ごまどかは杏子のもとを離れると、大樹の周りをグルグルと回り始めた。
一体何が始まるんです?懐かしい映画から抜粋したセリフを思わず頭に思い浮かべてしまった。それぐらい杏子は戸惑っていた。やがて、降臨の儀が終わり、奇跡が起こる。

HUごまどか「ウェヒヒヒィ」

ハイパーアルティメット。その名を冠する伝説のごまどかである。通称、女神ごまどか。宗派的に女神という単語を軽々しく使えない杏子には、ハイパーアルティメットのほうが馴染み深かった。

杏子「・・・えらいもん呼び出したなぁ、お前」

ごまどか「ティヒヒヒ///」

杏子「別に誉めた訳じゃ・・・ああ、もういいや、何でも」

HUごまどか「キョーコチャ・・・」

神々しくエコーのかかった鳴き声と共に、杏子の手にHUごまどかの作り出した奇跡が手渡される。
無から有を生み出し、絶望の淵から人々とごまどかを救う。それがHUごまどかの力なのである。
たとえそれが、空腹感という日常的な絶望でも。
まばゆい光と共に、伝説は去っていった。ごまどかはいつまでも空を見上げ、杏子は手渡された奇跡をじっと見つめていた。

杏子「・・・・・・」

杏子「・・・・・・」

杏子「おにぎり・・・」


『完』


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