過去ログ - 【ほのぼの】ごまどかをもふもふするスレ【まどマギ同人】
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214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/08(火) 15:46:19.47 ID:eRdkt6WIO

それから少し後、飼い主であるほむらを見付けてごまどかを渡して別れる間際、ほむらに抱きしめられていたごまどかが猛烈に暴れ始めた。
杏子に向かって何かあるのか、ヒレをバタつかせて鳴き声上げる。
何事かと思い杏子が近付くと、ごまどかはヒレを使って器用にその頭を優しく撫でた。
ヒレの感触がくすぐったくて杏子が目を瞑ると、今度は頬に柔らかい感触が一回。
驚いて顔を向けた先で、ごまどかが嬉しそうに笑っていた。

「ウェヒヒ、キョーコチャ、ナイショダヨ」

きっとごまどかなりのお礼なのだろう。その笑顔につられて杏子も微笑む。
が、ごまどかを抱きしめるほむらの顔が嫉妬に狂った般若の様なものになっているのを認識した瞬間、素早く変身してその場から離脱した。
ほむらがドスのきいた声で頬っぺにチューがどうのと怒鳴っていたが、慌てていた杏子には殆ど聞き取れていなかった。

それからごまどかは杏子を見つけると一目散に駆け寄る様になったのだが、同時にほむらも濁り切った目をして[ピーーー]気満々で追い掛けてくる様になる。
それだけでも頭痛の種だが、その光景を見たさやかは何を勘違いをしたのか、泣きながらほむらと浮気がどうのと叫んで走り去る始末。

杏子は疲れ切った顔で、我関せずとゴロゴロと所構わず転げ回るごまどかを見つめながら乾いた笑い声を上げるしかなかった。

今日も彼女たちとごまどかの日常は平和である。

おわり


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