過去ログ - 上条「またかピコピコ中学生」 美琴「ピコピコ言うな!」
1- 20
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)
2012/03/06(火) 23:33:48.21 ID:t+RGz2HZ0
男子学生B「マジか、お前こんな奴に負けちまったん? 情けねえなあ」

男子学生C「でも、結構可愛い顔してるぜ」

男子学生D「ホントだ、しかも制服見てみろよ、この娘常盤台のお嬢様だぞ」

男子学生E「うお、マジか! ボコボコにするつもりだったけど、こりゃ路線変更だな」

男子学生F「ねーキミ、これから俺とお茶でもどう? 悪くはしないからさ」

男子学生C「あ、テメ、抜け駆けはなしだぞ!」

下品そうな男達の声が、向こうの筐体から聞こえてくる。最終ラウンドが始まったが、当然二人ともキャラは微動だにしない。
先程までの激闘が嘘のような、あまりにも呆気ない勝負の幕引きだった。
これで必然的に少女の連勝は止まる。不良に絡まれるという恐怖体験を受けたお嬢様は、 もう二度とこのゲームセンターに足を運ぶことはないだろう。
当初の予定とは全然違ってしまったが、上条の目的は果たされたのだ。
不良に連れられながらゲームセンターを出て行った少女を見てこの聖戦が終わったことを実感した上条は、筐体の椅子から腰を持ち上げ、ヨロヨロした足取りで筐体から離れ、出口に向かう。
少女のことはもちろん気になったが、あれだけの人数だ。上条一人が行ったところで敵うわけがないのは目に見えている。
今日のことは忘れて、明日からまた充実したゲーセンライフを送ればいいじゃないか。
そうだ、今日のことは忘れるべきなんだ。上条がそう自分に言い聞かせようとしたその瞬間


離れたストUの筐体から、ゲームオーバー時のキャラの悲鳴が聞こえた。


次の瞬間、上条は不良の向かった方向に走り出していた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
185Res/135.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice