過去ログ - 上条「さ、搾乳!?」一方通行「…頼むから死ンでくれ」
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21: ◆OA.IlXkgcyH8[sage saga]
2012/03/09(金) 02:34:36.30 ID:4J0IAE6/0
打ち止めは、胸の間から不安そうに一方通行を見上げた。

打ち止め 「ほっ、本当にいいの?」

一方通行 「さっさとしやがれ。…俺の気が変わらねェうちにな。」

そうだ、この人はとっても気まぐれなのだ…と、その一言で思い出した打ち止めは 「うん!」っと元気よく答えてパクッと乳房をくわえこんだ。
一方通行の薄ピンク色をした慎ましい乳首が、打ち止めの口の中でチューチュー吸い上げられる。

一方通行 「……ン」

今まで特に意識してなかったとはいえ、性感帯には違い無い。
貪られれば今まで感じた事のない感覚が一方通行の背筋を走る。
ただ、それがなんなのか一方通行には分からなかったが。

一方通行 (なんなんですかァこの状況は…俺は馬鹿なんですかァ?)

回想打ち止め 『だっ、だって…ミサカはアナタが……』

脳裏に浮かぶ打ち止めの泣き顔。

一方通行 (でも、コイツのあんな顔見たら断れねェしなァ…)

脳裏に浮かんだ泣き顔と、今見下ろす一生懸命おっぱいを吸う顔。
後者は、必死なのにどことなく嬉しそうで、その二つを比べれば今の奇妙な状況も悪く無い様に思えて来る。

打ち止め 「まんまふぁ、ふごくをちふふふぁも……」

一方通行 「くわえたまましゃべるんじゃねェ…!」ゾワッ

打ち止め 「ん!」チューチュー

一方通行 「……ッ」ゾクゾク

また少し、背筋に走る変な感覚が強くなった。
もっと吸って欲しいような、打ち止めを抱きしめたいような……。
とにかく、『何かが足りない』と衝動的に想ってしまう不思議な感覚。

一方通行 (なんだァ?この違和感は。…この状況に…か?なんかゾワゾワする…これが母親の気持ちってヤツなのかァ?)

纏まらない思考のまま、一方通行はひたすら打ち止めを見つめた。
打ち止めはそんな一方通行の視線には気付かない。
もうすっかりウトウトしているのだ。
今にもくっつきそうな瞼と戦いながら、チューチューとおっぱいを吸っている。
空いた手で吸っていない方の乳房に触れながら。
それは今日デパートで見た赤ん坊そっくりで、思わず一方通行の口元から笑みが漏れた。

一方通行 (ククッ、コイツ本当のガキみてだなァ……。無意識に手を握ったり開いたりしてやがる)

そっと、あの母親がした様に、打ち止めの前髪を撫でてみる。
よほど心地良いのか、眠いながらもぴくぴくっと猫のように反応し、寝ぼけ眼のだらしない笑顔で呟いた。

打ち止め 「ぅ…あく…られ……だぃ…き……」

もう本当にわずかな力でしか吸い上げられていなかった乳房から、ちゅぱっと音を立てて打ち止めの唇が外れる。
安らかな寝息を立てる口元にはわずかにヨダレまで浮かんでいる。

一方通行 (見た事ねェ位、幸せそうな顔してやがる)

よほど安らいだのだろうか?
打ち止めに添い寝する事は少なく無いが、それでもこんなに速く寝付いたのは初めてだった。

一方通行 (俺なンかの平たい胸の何処が良かったンだかな…)

何度見ても見窄らしい胸だ…と、一方通行は思った。
コンプレックスを隠す様に上着を下ろし、布団で包む込む様に打ち止めを抱きしめる。

一方通行 「……おやすみ」

一方通行 (俺もさっさと寝ねェとなァ……)

身体の奥に灯る不可解な疼きを無視して、一方通行も眼を瞑った。


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