過去ログ - 梓「唯先輩無しじゃ生きていけません！」
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41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽)
2012/03/11(日) 21:17:43.97 ID:RASroQyAO
「そういえば、私梓ちゃんの演奏聞いてみたいな」
「そうだな、ギターも持ってきてるみたいだし何かやってみてくれないか？」
「いいぞー！やれやれ〜」
先輩達が口々に演奏を求めてきたので、私は自分のギターを出して弾いてみせた。
あの時と同じ様に。
唯先輩、どうですか？
私、唯先輩に逢いたくてまたこの部に戻ってきたんですよ？
唯先輩とセッションしたくて…唯先輩と一緒にいたくて。


曲を終えると、３人の先輩方は感嘆の声を上げていた。
「…凄いな、何と言うか…上手いだけじゃなくて」
「うん、何だか圧倒されちゃった…凄く気持ちが篭ってたって言うか！」
「おい〜唯！これだと後輩に先を越されるんじゃないか〜？」
律先輩は唯先輩に意見を求めてた。
私も唯先輩の意見に興味津々です。

「そ、そんな事…あるかもですねりっちゃん隊員ﾃﾞﾍﾍ」
「で、でも私だってもっと練習するもん！！」

そんなやり取りをやりながらふと気づく。
今日、私は一度も唯先輩と会話らしい会話をしていない。
あの時された質問責めも、先輩を初めて呼んだ時も、全て前とは違っていた。
そして、唯先輩から出る言葉の全ては私には向けられてはいなかった。

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