過去ログ - 【Fate】汝、自らを以って最強を証明せよ【コンマで聖杯戦争】
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194:1 ◆otXcqJ9cB.[saga]
2012/03/10(土) 14:00:15.48 ID:Q4Ku0SAVo



アーチャー「愉しみも、苦しみも、悲しみも、怒りも無い。その人形のような貴様にどう理解させろというのだ」


アーチャーはそう言って貴女を見る。

薄く、鋭い目。

それが貴女をなぞるように見る。


アーチャー「それとも―――――雌としての喜びでも知って見るか?」

――――それで何かが変わるなら、かな?


そう貴女は言う。

途端に、アーチャーの顔から喜色が抜けた。

面白くない。

そう言うような、そんな顔。

アーチャーはゆっくりとまたワインを傾ける。


アーチャー「……ふむ」


小さく、アーチャーが呟いた。

何か考え事をしている。

そんな顔だ。

ただ、何か思い立ったのだろう。

彼はにやりと、笑う。


アーチャー「では、女――――貴様に我が“意味”を与えてやろう」


アーチャーが立ち上がり、貴女の顎を持ち上げる。

顔が近い。

目が合う。

赤い瞳から引き離せない。

それは、まさに彼が王であるというように、貴女すら引き込む。

小さく、アーチャーは言った。


アーチャー「我に平伏せ、女。この時代において我の第一の臣下となる栄誉をくれてやる」


王の臣下。

それが、貴女の持つ意味。

それを理解した瞬間、何かを感じた。

これは、なんだろうか。

胸の奥から湧き上がる、よく分からない渦。

それは、なんだ?

それに戸惑う貴女に、アーチャーは笑った。


アーチャー「喜べ女。貴様はこの我の所有物となった」




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