過去ログ - 勇者「くっ……右目が疼く……」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/03/10(土) 22:32:47.03 ID:TBwXX0Rf0

僧侶「今日はひとまずここで休みましょう。もしかしたら魔王との闘いの前の最後の休息かもしれません。ゆっくり休んでください」

焚き火を皆で囲み、各々の体制で眠りに着く。旅が始まってから幾度も繰り返した事だ。
勇者は近くの木に背をもたらせ、寒さを凌ぐためにマントに包まる。




勇者「……この子とも、そろそろお別れかな」

旅の苦難を払い続けた愛刀。魔物の硬い表皮を切り続け、刃こぼれはひどく、装飾も剥がれ落ちて見る影もない。
それでも、だからこその愛着。だがそれももうすぐ必要なくなる。魔王を倒せば自分とこの剣の出番はもないのだから。

勇者「もう少しだけ、頑張ってくれ」

魔法使い「勇者……?」

勇者「……!」

魔法使い「誰と……って、あ、そっか」

勇者「聞こえてたかい。悪いね、起こしてしまって」

魔法使い「ううん、私もなんだか眠れなかったから」

勇者「そっか……」


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