過去ログ - QB「僕と契約してポケモン図鑑所有者になってよ!」
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833:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/10/28(日) 15:05:44.07 ID:Cg0cJiAi0
黒翼が大きく歪み爪の様な形状になると、闘技場を支える柱を一気に破壊した。

ナハトはすかさずギラティナに乗り共に飛んだが、既に全員瀕死状態のほむらはどうすることもできず、ただ落ちるしかなかった。

まどか「ほむらちゃん!」

かずみ「任せて!」

ゴルーグが真っ逆さまに落ちるほむらを追いかける。

その姿を捉えた時、

まどかず「――!?」

ほむらの背中に巨大な白い翼が現れた。

しかし振り返ってまどか達と目が合った途端それは消えてしまい、一瞬だけ浮いていたほむらの体は再び落下を始め、すぐに博物館の屋根に着地した。

まどか(なんなの、今の……幻…?)

ナハト「暁美ほむら!!」

ギラティナの上からナハトの声が響き渡る。
睨み返すほむらだが、その目が見えているかは怪しい。

ナハト「よく生きてたね!それも君の最後の一匹の力かい!?」

ほむら「……」

ナハト「まあいいや……今日のところは帰らせてもらうとするよ!やらなければならないことが出来たからね
    またいつか戦える日を楽しみにしているよ、暁美ほむら!!」

甲高い笑い声がマエバシシティに広がり、不気味なギラティナの影とともに飛行船の中に消えた。

やがてウィッチ団の飛行船は何処へともなく去っていった。

マエバシシティに溢れていた野生のポケモン達を全て追い払ったのは、それから数分後のことである。

まどかがふと屋根の方を見ると、そこにもうほむらの姿はなかった。

ほんの一時間の間に起こった事件は、マエバシシティだけでなくグンマー地方全体に大きな傷跡を残していった。


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