過去ログ - 兄「また妹が誘拐された」
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3:1[saga]
2012/03/13(火) 02:20:22.59 ID:LvNuVMw7o
 その頃、妹は……。

鬼女「ヒヒヒ、ほーら肉男ちゃん、新しいお友達よ」

肉男「おひょっ!? て、天使だ……天使……!! ママありがとう!! 大事にするね!!」

鬼女「ヒヒヒ、それじゃあ古い友達はもういらないわね?」

肉男「うん!! 今日の晩御飯にしちゃおうね!!」

 肉男は拘束された妹の手を引っ張り階段を上がって行った。
 残された室内で、全裸の女が青ざめた顔をしている。

鬼女「さあて……そろそろお夕飯の用意をしちゃおうかね……」

 長い刃渡りの包丁を手に、老婆が女に歩み寄る。
 肉男の体液に塗れた女は後ずさるも、逃げ道はなかった。
 薬により麻痺した体は思うように動かない。

鬼女「さあ! 私たちの血と肉になりなさい!!」

 鮮血が舞った。


 
兄「……迷路か! 迷路なのか!!」

友「迷路だな……つーかどうなってるんだ? どう見ても家の大きさに合わない広さだろ……」

兄「古典的な魔術だよ。そんなのも知らないで、良く俺に付いて来たな」

友「……なんとなく付いてきちまったけど、帰っても良いか?」

兄「庭のゾンビが平気なら、勝手に帰れよ」

友「うぐっ……お前、酷い奴だな……」

兄「そばにいるなら……」

 突如振り返った兄は友目掛けて拳を放った。
 拳は顔のすぐ近くをすり抜けた。

友「な……なにするんだよ!!」

兄「守ってやるよ。ほら」

友「へ、蛇!? どこにいたんだよ!?」

兄「壁に空いた穴からだ。小賢しい真似をしてくれる。大した奴らじゃないようだな」

友「い、いやいや、俺が一人だったら小賢しい罠で死んでたから!!」

兄「だから言ってるだろ。妹を助けるついでにお前も守ってやるって」

友「お前……良い奴だな……」


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