過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争　LV4【安価TRPG】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争　LV4【安価TRPG】

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807:1 ◆ZAbKV9lRg.[saga]
2012/03/31(土) 00:35:07.38 ID:vcOApchm0
>>805
ジャンヌ:コンマ8
小次郎:コンマ1（物干し竿が折れ･･･なんでもない）

小次郎が迫る

ゆらり、と刀を引いて、ジャンヌに横から斬りつけようとするのが、素人目にも理解できた

達人の技はスローモーションに見えるというが、今のがそうなのか

だが―――このまま、何もしないわけにはいかない･･･！

「障壁ッ！！」

小次郎「む―――！？」

ガイィンッ！

咄嗟に展開した【防御魔術】が、小次郎の攻撃を逸らした

恐らく当てた所が偶然都合が良かったのだろう、小次郎は思わず体勢を崩していた

・・・それは、隙とはいえないほんの僅かな『ブレ』だ

実際、もしジャンヌが攻撃していても、彼なら裁ききれていただろう

だが、今の彼女は―――攻撃をしているのでは、ない

ルビー『･･･いいですか、ジャンヌさん』

ルビー『貴女がガーネットさんを愛しているのはわかります･･･でも、今は嫉妬している場合じゃないでしょう？』

ルビー『誰かを傷つけるとか、魔法少女はそんなことをする存在じゃありません」

ジャンヌ「･･･ルビー･･･」

二人の言葉が、聞こえる

ステッキの語る台詞を聞いて、少しづつジャンヌの険が取れていくのがわかった

ルビー『さあ、思い出して』

ルビー『貴女がいちばん望んでいることは、なんですか？』

ルビー『ルビーちゃんはそれに応えます。だって―――』

―――奇跡も魔法も、あるんですから―――

会話はきっと一瞬だった

けれど、それだけで―――ステッキの元に力が、光が集まるのを、貴女は見た

そうしてそれは、燃え盛る紅蓮へと変化していく―――

ジャンヌ「―――『主よ、この身を委ねます』―――」

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