過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争　LV4【安価TRPG】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争　LV4【安価TRPG】

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990:1 ◆ZAbKV9lRg.[saga]
2012/04/02(月) 00:28:09.28 ID:uPKAjCX+0

『―――我が才を見よ！万雷の喝采を聞け！』

それは、彼女が己を示すための詠唱だった。

言霊を唱えた瞬間、赤い魔力が周囲を満たす。

己の力の一部が持っていかれる感覚を感じながら、白野は一瞬たりともダンから眼を離さなかった。

『インペリウムの誉れをここに！咲き誇る花のごとく―――』

その劇場（セカイ）の扉が、閉じられていく。

これより先は彼女の公演。

ならばこそ、眼を背けることは叶わない。

それが―――皇帝、ネロ・クラウディアスの命なのだから。

アーチャー「ハッ、王様はこれだから･･･！」

ダン「ふ、文句があるなら打ち破らなくてはならんぞ？アーチャー」

その光景を見ながら、『観客』とされた二人が苦笑しながら文句を―――いや、『批評』を行う。

そんな『セイバー』の姿に、貴女は誇らしげに胸を張った。

そうだ、これこそが―――私のサーヴァントだ･･･！

ネロ「―――開け！　黄金の劇場よ！！」

カッ！

輝きと共に、眩しい黄金が視界に入る。

その中心には、己と共にある英雄。

それに手を延ばして、白野は叫んだ。

白野「･･･行こう、セイバー！」

ネロ「ああ、我が奏者よ！」

そうして、世界は作り変えられた。

これが―――招き蕩う黄金劇場（アエストゥス・ドムス・アウレア）。

私達が決めた、後悔しないと決めた道―――！！

【直後、戦闘判定】
相手に-2、こちらに+1

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