41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 00:30:32.39 ID:yv+CigzAO
あずにゃんはわたしが落書きを消すのをじっと眺めていた。
なんだか寂しそうに見えたのは気のせいだろうか。
梓「それなら教えてくださいよ」
42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 00:38:38.26 ID:yv+CigzAO
梓「じゃあ行きますから」
唯「またねっ」
43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 00:46:54.75 ID:yv+CigzAO
そのあとも、わたしは落書きをせっせと消していった。
高校生の頃、掃除が嫌いだったわたしがこんなことしてるのもおかしな話だなあって思った。
道を通りすぎようとした女の人がわたしのほうをじぃっと凝視してきた。
44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 01:18:01.74 ID:yv+CigzAO
家に帰って、携帯を見てみたら知らないアドレスからメールが来ていた。
大学の男友達からだとわかった。
メールアドレスを変更したらしい。
でも、もうこの人とはこれから先も連絡をとらないんじゃないかなって思った。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 01:22:14.66 ID:yv+CigzAO
小さい頃、色んな人に「唯ちゃんはたくさん友達作れてすごいね」って言われた。
わたしは、それを信じたまま大人になった。
わたしのアドレス帳にはあずにゃんのアドレス帳の六倍の人が登録されてる。
46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 02:16:51.16 ID:yv+CigzAO
【心配性】
それから、二ヶ月くらいたったある日曜日。
週末はみんなが集まる日だったのに、今日ここにいたのはわたしとりっちゃんだけだった。
47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 02:18:12.04 ID:yv+CigzAO
律「うん。しかも余計なことばっかりだ。梓もだけど」
唯「あずにゃんはさみしがりやさんなんだよ。
あと、ちょっーと泣き虫」
48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 02:18:41.12 ID:yv+CigzAO
唯「あーあ、わたしってかっこ悪いかなあ」
律「ちょっとな」
49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 02:20:22.29 ID:yv+CigzAO
唯「大人になると泣かなくなるのかな」
律「どうだろ。でも年とると涙もろくなるって言わない?
てか紅茶にアイスってひどくね」
50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 02:25:37.81 ID:yv+CigzAO
そんな風にだらだら過ごしていたら、夕方になって、家に帰ることにした。
りっちゃんと並んで歩いた。
真っ赤な夕日に影がだらしなく伸びていた。
商店街の入り口を避けるように左に曲がったらりっちゃんが言った。
51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/03/17(土) 02:42:42.51 ID:yv+CigzAO
唯「りっちゃん仕事は大変?」
律「ぼちぼちな」
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